2022-01-01から1ヶ月間の記事一覧

歌舞伎とホームコメディと

昨晩は三谷幸喜脚本の「鎌倉殿の13人」(これはホームコメディです)を視た後、吉右衛門追悼番組「熊谷陣屋」を視聴しました。 大河ドラマの方は、ああこれはあの史料を、これはあの軍記物語をアレンジしているんだな、という興味で視ているのですが(ちな…

コロナの街・part 33

蜜豆好きだった叔母の命日が近いので、遊園地近くの大手スーパーへ出かけました。区役所の中を通り抜けたら、ロビーにワクチン接種会場の案内を掲げた人が2人立っていましたが、時間外なのか閑散としていました。まずユニクロで冬物のインナーを買い、スー…

転用

百均の棚に入れ歯洗浄剤を売っているのを見つけました。勿論1箱¥100です。早速買いました。湯呑やドミタスカップの茶渋を落とすのに便利なのです。口腔ケアに通う歯医者から、就眠時に歯ぎしりをするようだからとマウスピースを勧められ、同時に入れ歯…

一斉試験

15日の大学共通テストで、SNS経由のカンニングが行われ、当事者の仮面浪人(望まぬ大学に一旦籍を置いたまま、再度希望校受験の準備にいそしむ人を言う)が、遠隔地の警察に自首した事件。SNS経由と知った瞬間、ああやっぱりと思い、会場校の大学関係者が…

回想的長門本平家物語研究史(14)

國學院雑誌に巻頭論文を書くよう求められた時、院生時代に全国を歩いて採り溜めた所在情報・書誌情報を、このまま埋もれさせてしまうわけにはいかない、また長門本の研究といえば依然として翻刻本文による管理者考か説話研究ばかりという状況も放っては置け…

ロシア民謡

初めて本郷へ来たのは中学3年の時でした。当時は小石川の官舎に住んでいたので、都電を乗り継いで来たのだと思います。あの頃、雑誌にはペンフレンド欄があって、同世代、同性の友人を1人持つのが流行り、私は福島県相馬郡の女の子と文通していました。そ…

コロナな日々 24th stage

播磨坂のスーパーで野菜とパンを買って来ました。品揃えはいつも通りですが、全体に値上がりしている。その代わり、野菜も惣菜類も一律の値札でなく、細かく目方の違うパックが積まれ、単位グラム当たりの価格表示になっています。量り売り復活というところ…

信濃便り・優勝力士篇

長野の友人から、初場所終了についてのメールが来ました。 【木曽出身の大関が誕生するとの報道は、嬉しいものでした。江戸時代に活躍した信濃出身の力士雷電の大関昇進から数えると、227年ぶりとか。地元の新聞には「御嶽海V 大関へ」との見出しが躍り、見…

龍門文庫本保元物語

阿部亮太さんの口頭発表「龍門本『保元物語』本文編者の関心」(軍記・語り物研究会第428例会 オンライン)を視聴しました。 会からの通知では事前申し込みは不要だったので、40分ほど前にPCの前に座りましたが、通知には会のHPのURLが書いてありません。グ…

免疫力頼み

正月に活けた赤目柳が、落花生のような皮を脱ぎ、マフのように膨らんで、銀白のふわふわの中に黄色い雄蘂が交じり、春を待つ風情で一杯になりました。大きな花瓶には松とオレンジ色のガーベラ、それに日陰葛を添え、洗面台の小さな器には萎れ始めた庭先のミ…

バウムクーヘン

美容院へ散髪に行ったら、あるじ(安くていい買い物をするのが自慢の人)が、正月3日には、息子の嫁の一家と神楽坂で会食をした、という話をしました。お互いにプレゼント持参で、彼は行きつけの紙屋で気に入ったメモ帳を見つけたので先にそれを買い、+αの…

コロナの街・part 32

毎晩ニュースで視るコロナ感染状況の日本地図が、あっという間に真黄色になり、更に赤くなり、猛スピードで新株が拡がっています。各地で蔓延防止対策が出されましたが、認証・非認証、また人数制限による区別がどれだけ効果があるのか分かりません。ワクチ…

雲丹

年末に下関から雲丹が届き、正月は贅沢な気分でした。父方が博多出身の我が家では、かつては郷里からの手土産だった、独特の厚手硝子瓶に入った雲丹の塩漬です。子供の頃は苦手でした。父と正月のお客たちは浜田庄司作の黒い小皿にちょっと載せて酒肴に、家…

ワクチン・その7

区から、COVID19ワクチン追加接種券が来ました。まず区報特集号が配られ、それを見ると、私が該当する接種券は14日に発送することになっていましたが、受け取ったのは18日。区役所も郵便局本局も歩いて行ける近さにあるのですが、郵便が土日を休むことになっ…

血のつながり

数日前、朝刊にこんな全面広告が出ていましたー愛に、血のつながりがいらないことは 夫婦がいちばん知っている。おや、と思ってよく見ると、「特別養子縁組という選択肢 厚生労働省」とあります。野暮な役所として知られた厚労省にしてはヒット、と感激しそ…

中書王御詠

中川博夫さんの『中書王御詠新注』(青簡舎)という本が出ました。後嵯峨院第三子宗尊親王の家集(中川さんは親王の自撰、藤原為家の命名と考えています)に現代語訳と注釈、補説を付し、解説と初句索引を併せ収めた全440頁。中川さんは『瓊玉和歌集』『竹風…

阿波国便り・神水篇

徳島の原水さんから届いた写メールです。 残されたスダチ スダチは青い実しか見たことがありませんが、時季が来れば色づくのですね。黄金色の実は何となく豊饒な感じで、新年にも合います。それにしてもこれだけの実を、あたら落果させてしまうのでしょうか…

土地の言葉

夕食後ぼんやりTVで郷里自慢番組を視ていたら、津軽弁が今でも生き残っている土地はどこか、という話題が出てきました。TVクルーはまず、青森最北端の竜飛へ取材に行ったらしいのですが、ここは青函トンネルの工事で全国から人が集まったため、もう生粋の津…

描かれた武

中根千絵・薄田大輔編『合戦図ー描かれた<武(もののふ)>』(2021/12 勉誠出版)という本が出ました。2019年夏に徳川美術館・蓬左文庫の「合戦図ーもののふたちの勇姿を描く」展で行われたシンポジウムを発展させ、中世に現れた合戦図が近世的な価値体系…

豊後便り・幸先詣篇

別府からの新年挨拶は、鼈フルコースの話でした。 宇佐八幡宮 【大分県では新年の混雑を避けるために「幸先詣で」なることを奨励しており、年末のうちに初詣を済ませるようにと広報していました。 暮に宇佐神宮に行って来ました。破魔矢を買うつもりででかけ…

寝屋川

福田晃さんが9日午後2時に亡くなった、との報が届きました。 福田さんと知り合ったのは、軍記・語り物研究会(当時は軍記物談話会)の席上だったと思います。元気な方でした(それは90歳目前でも変わりませんでした)。そして学閥に関係なく若手や在野の研究…

体験的電子事情・会合篇

先日、アメリカのメイン州にいるセリンジャーさんとZoomで話をしました。こちらは夜、あちらは朝一番です。窓の外は雪国でした。子供が何かと用を言いにやってくると、最初は私との話の続きのまま日本語で、「無理無理、今これ(PCを指さし)だから」と言っ…

コロナな日々 23rd stage

アメリカ在住の知人たちの年始の便りには、家族がコロナに罹ったという話もありました。いずれも3度目のワクチン接種を済ませていたのに、ということでした。 【年末に夫がコロナ(たぶん、オミクロン株だと思いますが)にかかりました。予防接種3本目も打っ…

源平の人々に出会う旅 第60回「鎌倉市・御家人その後」

源平合戦を勝ち抜き、鎌倉幕府を開いた頼朝を支えたのが御家人たちです。しかし、頼朝の死後、梶原氏、和田氏などの有力御家人達が次々に滅ぼされたことが『吾妻鏡』に記されています。 【比企能員一族の墓(妙本寺)】 比企氏は、頼朝の乳母である比企尼の…

国際家族2022

アメリカで日本語講師をしている安宅正子さんから、恒例の電子年賀状が来ました。 【長女は春に高校を卒業、コロナのため卒業式は校庭で行われました。コロナの影響は特に高校の最終学年に大きく出たように思います。大学入学試験は試験場が次々に閉鎖された…

延慶本全注釈別巻

『延慶本平家物語全注釈』別巻として、『全注釈』の補訂と論考を併せ収めた1冊が出ました(2021/12 汲古書院)。『全注釈』の本文を収めたCDが付録に付いています。あとがきによれば、水原一さんの遺志を継ぐかたちで、1996年から2013年まで延べ44名が参加し…

信濃便り・知音都市篇

長野の友人から、3日に散歩のついでに撮った、と写メールが来ました。 真田邸界隈 【町内をぐるっと歩いてきました。年末年始の6日間は宝物館、文武学校、真田邸などの施設は休館となり、腹ごなしや散歩に出かける場合、行き先は寺院か神社です。駐車場完…

回想的長門本平家物語研究史(13)

はやく明治末期(1906年)から翻刻が出ていた平家物語異本は、長門本でした。それゆえ辞書の用例には平家物語(流布本、覚一本)のほかに、源平盛衰記と長門本平家物語がよく挙げられていたのです。連歌が御専門の島津忠夫さんが、長門本について、室町語の…

温故知新

新年に得られた古典関係の話題を2,3御披露します。 薦田治子さんの年賀状に、平家語り研究会のHPで、現在譜本を通して平家を語れる3人の伝承者の演奏を公開したとあったので、さっそく視てみました。授業などで平家語りとはどんなものか、見せるには便利…

おせち料理2022

今日は箱根駅伝往路の日。以前にも書きましたが、大手町から湘南海岸を経て富士山麓に至るルートは、博多から上京して大手町で働き、今は富士霊園に眠る親の歴史と重なり、また「箱根駅伝を視たい」と言って亡くなった故千明守さんの遺言のような気もして(…