2024-06-01から1ヶ月間の記事一覧

日曜画家の遺作

論集『明日へ翔ぶ』最終巻の校了が近づいてきたので、口絵に載せて貰う亡父の絵を選びました。第7巻と最終巻の2冊分、4枚です。1930年代以来、およそ70年間の作品が箱一杯あり、3時間近くかかりました。 油絵、水彩、スケッチ、クレパス、色鉛筆、…

綱敷天神像

藤立紘輝さんの「太宰府天満宮所蔵「綱敷天神像」の伝来と佐賀藩士藤井家の由緒」(「飛梅」211号)を読みました。藤立さんは皇學館大学から九州大学大学院に進み、日本中世史を専攻しています。このブログでも論文を紹介したことがあります。以前から太宰府…

信濃便り・淡竹篇

長野の友人から、写メールが来ました。【この時期、スーパーや道の駅などに出回る淡竹(はちく)です。アクが少なく、味噌汁、炊き込みご飯、煮物、なんでもござれという優れものです。家族3人で、ご近所から頂いたものの皮を剥きました。】 淡竹を剥く 【…

死生学の師

山本栄美子さんから、最近書いたものが送られてきました。その中に、大学院で指導教授だった池沢優氏の退官記念に書いた文章がありました(「宗教学者として死生学の「場」を確立された池澤先生」東京大学宗教学年報41別冊 2023/3)。 山本さんは現役の看…

起立性調節障害

NHKの昼番で「起立性調節障害」の解説をやっていました。へえ~今はそういう名がついているのか、と視聴してみて、何だか違うなあ、という気がしたので書いてみます。 中学の頃、春先に朝、めまいがしてどうしても起き上がれず、学校を休んだことが2,3度…

本日の長門本

土曜日の朝、のんびりPCを開けたら、鈴木孝庸さんから画像添付メールが届いていました。新興古書大即売会展に出ている一誠堂の昭和10年6月の目録に長門本平家物語が出ている、知ってるか、というメールです。前日から小川町で即売会が開かれているのは知…

豊後便り・呪文の薔薇篇

別府暮らしの友人から、薔薇の名前の特定は難しいのだ、というメールが来ました。 アブラカダブラ・その1 【バラの名は、一見しただけではまず特定できません。酷似した品種が多いからです。バラの品種はざっと1万種くらいあると言われていますが(本当に…

これから

今日は沖縄慰霊の日。1945年、本土降伏の52日前に防衛線とされた沖縄の軍民もろともの抵抗が尽きた日です。正午のニュースの後、NHKーTVの中継が始まりました。アナウンサーも放送記者も、若い。沖縄局の職員らしいので、戦争体験者の曾孫の世代でしょ…

管理組合

今年はマンション管理組合の当番で、理事に当たっていて、夕方から今年度2度目の会議に出ました。管理会社が販売会社の子会社なのは、便利なようでもあるが限界も多い。設計の不具合などがあっても泣き寝入りするしかないし、管理会社を換えるのは難しいか…

山城便り・陶器篇

伏見の錦織勤さんに、文化財保護のネットワークについて質問しました。 【確か阪神大震災を契機に、関西の研究者たちが「史料ネット」という文化財救済の運動体・組織を作り、それが各地に広がっていったのではないかと記憶しています。鳥取西部地震の時に、…

古活字探偵18

高木浩明さんの「古活字探偵事件帖18」(「日本古書通信」1139号)を読みました。今回はかなり重たい、大きな謎が出されています。表紙の裏打ちから発見された刷り反古の話ですが、前回はいわばこの前置きだったんだな、と思い当たりながら読みました。 比…

選挙ポスター

小学校の塀に沿って、選挙ポスターの掲示板が立ちました。30コマあり、都知事選にこんなに沢山のコマは要らないのに、と思いながら通り過ぎ、その夜のニュースで立候補を表明している人がすでに40人、と知って仰天しました。当選するのは1人なんだよ、…

文化財保護ボランティア

長野の友人からメールが来ました。妹さんが、地元で水害を被った文書類の救済ボランティアをやっているそうです。浸水した文書はとりあえず冷凍し、必要ならば時間をかけて修復するのだそうで、妹さんの話を要約します。 作業風景 【2019年10月、台風19号の…

ともしび

夕食後、BS-TVの歌番を聞いていたら、男声合唱で「ともしび」が歌われました。ああそうだ、この曲ー中学生の頃、同学年の福島の人と文通をしていました。修学旅行で東京へ来るというので、本郷の旅館に面会に行きました。当時は小石川に住んでいたので、都電…

マンスプレイニング

名称があることが分かって初めて、その情況や現象の存在を具体的に把握できる、ということがあるものです。マンスプレイニングという言葉があるのを知って、あああれだ、世間でも認識されているんだ、と苦笑しました。manとexplainingとを組み合わせてネット…

夏到来

梅を漬けました。砂糖だけで作る梅ジュースです。今年は梅が不作だというので、やめるかな、と思っていたのですが、スーパーが売れ残りを3割引で出していたので思わず買ってしまいました。去年、砂糖が少なすぎて失敗した(レシピは梅1対砂糖1になってい…

豊後便り・草千里篇

別府暮らしの友人が、阿蘇へドライブした、と写メールを送ってきました。 草千里 【東京は暑くなったようですね。別府は28℃~29℃くらいでしたが、湿度は高くなってきました。こういう時は高原が涼しいに決まっている。阿蘇の内牧温泉にあるバラ園へ、今年最…

コロナな日々 40th stage

先週、エノキさんが体調不良で休むとの連絡が、当日になって家事代行会社からありました。若い会社のせいか(でも、この業界ではすでに老舗。熊のロゴ入り赤エプロンが制服です)、顧客に連絡してくる担当者の口上がいちいち非常識。最初から全部書いたら、…

山城便り・夏椿篇

伏見の錦織勤さんから、上横手雅敬さんの近況を知らせる新聞記事が送られてきました。平家物語の連続市民講座が200回を迎え、頼朝と義経の不仲の真相を説く講演があったそうです。93歳、誰に対しても穏やかに丁寧に接するのが、ご自身の健康法でもある…

お薬手帳

皮膚科を開業している従妹のクリニックへ、アレルギーの薬を貰いに行きました。コロナ禍以来完全予約制になったのですが、夕方4時間しか開けていない(昼間はフリーランスで麻酔科医をやっている)ので、予約の取れないクリニックになっています。バスと地…

越前だより・和紙の里篇

福井高専に勤め始めた大谷貞德さんから、写メールが来ました。 越前和紙の里 【越前和紙の里今立の、紙の文化博物館を訪れました。博物館には様々な和紙が展示され、和紙を作る工程が映像で紹介されていました。その後は町を散策し、近くにある(博物館から…

ロック

音楽のジャンルとしてのロックに由来する、形容動詞的「ロック」は内容が漠然、というより茫漠な語です。ロック魂とか、ロックスピリッツとか、ロックな生き方というような使い方をされることがあって、仲間うちでは解って使っているんだろうな、と何となく…

カンタータ・ムジカ

いつも歌誌「玉ゆら」を送ってくれる吉崎敬子さんから、カンタータ・ムジカ・Tokyoというコーラスグループで歌っているが、公演を聴きに来ないかとのお誘いを頂いたので出かけました。吉崎さんは私が未だ院生だった頃、アルバイト先の高校の専任だった(もう…

源平盛衰記全釈19

早川厚一さんが中心になってグループで続けている、源平盛衰記注釈の連載「『源平盛衰記』全釈」(「名古屋学院大学論集」人文・自然科学篇60:2)がようやく巻6の最後まで到達しました。軍記研究者3人と、仏教説話、日本史、日本語学、中国文学などの…

鴨東通信118

「鴨東通信」118号を読みました。京都の思文閣出版の広報誌です。巻頭のコラム「日常語のなかの歴史」は清水翔太郎さんの「おふくろ【お袋】」、現代では自分の母親を親しみを以て、または謙遜して(照れて、という方が近いか)呼ぶ語だが、かつては敬称…

売り言葉

いつも行くコンビニのレジに、今日はインド人らしい若い女性がいました。綺麗な日本語です。こちらの画面をタッチして頂けますか、と敬語も正確。思わず、日本語上手ですね、と言ったらはにかんで、仕事ですから、と言う。綺麗な日本語で応対されるとまた来…

豊後便り・薔薇園探訪篇

別府で閑居の友人から、閉塞感回避のため薔薇園探訪に出かけたとメールが来ました。 くじゅう花公園 【向ったのは久住連山の麓、竹田市に属しますが、熊本県との県境に近い「くじゅう花公園」です。ローズガーデンが見頃を迎えているとのニュースを見て、思…

眼科検診の後

近くの大学病院へ、眼科の定期検診に出かけました。コロナ以来、完全予約制になったので、朝9:00の指定です。しかしこの時間帯は最も混む時間だったようで、検査に呼ばれるまで1時間待ち、瞳孔を開く目薬を差してから間を置かずに撮影、診察となりまし…

中世文学会2024春

2024年度中世文学会春季大会2日目、午後の2本をオンラインで視聴しました。 Zoomはいつも使っているからと、開始ぎりぎりに参入しようとしたら、何やらPCが言ってくる。開いても仕様が違うのでまごついていると、今度は音声が出ない(後でチャットを見…

信濃便り・老後の薔薇

長野の友人の音沙汰がないので、御機嫌伺メールを出したところ、返信が来ました。 ビンゴメイディランド 白内障の手術をする予定が原因不明の発熱で延期になり、落ち着かなかったとのことでした。解熱剤で抑えた発熱はぶり返し、病院の方では院内共有カルテ…