2024-05-01から1ヶ月間の記事一覧

制度としての

最近ずっともやもやしている疑問があります。制度としての結婚って、何だろう。何が本質的で、何が附属部分もしくは寄生部分なんだろう?愛としての結婚についてではありません。社会制度としての、現代の、日本における、です。 夫婦別姓制度を求めてなかな…

復活

エノキさんが帰ってきました。入院、手術、予後の1ヶ月間、仕事を休んでいたのですが、無事復帰。小さな筋腫が見つかって、内視鏡で除去する予定だったのに、いよいよとなったら開腹手術にしましょうと言われたらしい。私も経験がありますが、全身麻酔、開…

阿波国便り・常楽寺篇

徳島の原水さんから、写メールが来ました。 【台風一過のような今日の天気に誘われ、徳島市国府町にある第14番札所常楽寺に行ってきました。ここは岩盤を削った上に建立されているのが珍しいそうです。岩は流水岩と呼ばれています。】 常楽寺 常楽寺は14番…

海藻えご

國學院雑誌1405号のコラム「談話室」に、民俗学の大楽和正さんが「海藻食「えご」と「いご」」という文章を書いています。新潟では、紅藻のエゴノリを煮て溶かし、練り固めて辛子酢味噌や醤油で食べるそうで、冠婚葬祭に出される郷土食らしい。長岡市には会…

ミーム

ツイッターが名前を変え、自由な閲覧が出来なくなって、仕事の合間にちょっと覗く楽しみが無くなりました。やむなくYou Tubeで猫動画を見たりしていたのですが、飼主の撮った映像には誤解(期待読み)がある。猫は決して寂しがり屋や甘えん坊ではない、とや…

古典文学研究の対象と方法

佐々木孝浩・佐藤道生・高田信敬・中川博夫編『古典文学研究の対象と方法』(花鳥社)という論文集が出ました。察するところ鶴見大学文学部創設60周年記念と中川さんの定年記念とを兼ねた企画かと思われ、38人の論文を収めた920頁(重さ1.5kg)…

翼をください

弟の命日が近いので花を買いました。週末だけ開く花屋があるので寄ってみると、芍薬はあるが白はないと言う。弟の棺は白いダリヤ、カーネーション、そして白い芍薬で埋め尽くしました。花好きの彼の家の庭には、クレマチスや紫蘭が咲いていた季節でした。 弟…

古活字探偵17

高木浩明さんの「古活字探偵事件帖」17(「日本古書通信」1138)を読みました。「表紙はすべて表紙屋か」と題して、版本の表紙の裏張りや補強に使われた反古紙(刷り反古を使用する例が多い)を調べると、本体と同じ活字や版である場合があり、それらは印…

新造の遠洋捕鯨船が華々しく進水したとの報道記事。下関はかつては捕鯨で栄えた街でした。しかし現在、鯨肉の需要は国内でも伸び悩んでいるという。考え込んでしまいました。新造船は大型鯨も扱える最新設備が整い、総工費75億円だそうで、持船会社としては…

カスハラ

カスハラ防止対策に東京都が一肌脱ぐ、とか。しかしその前に、店員の応対教育の向上を図って欲しい。最近は、若い店員や社員の応対があまりに突拍子もなくてつい説教をしてしまい、これもカスタマーハラスメントか、と苦笑するケースが続出。インターネット…

眠れる森の魔女

真意を誤解される恐れがある言を撤回した女性政治家。近年の政治家たちには、撤回すりゃいいのか、と問い返したくなる場面が屡々です。撤回すれば言わなかったことになるのか。子供の頃読んだ『眠れる森の美女』という童話で強く印象づけられ、今もなお頭を…

阿波国便り・茱萸争奪篇

徳島の原水民樹さんから、写メールが来ました。 なけなしの茱萸 【実家にあったのが懐かしくて、グミを植えましたがさっぱり実がつきません。そこで今年は着果ホルモンを散布したところ、50個ほども実をつけました。楽しみにしていたのですが、熟し始める…

花のなごり

早歌の研究者外村南都子さん(1935-2021)の追想文集『花のなごり』(アジール・プロダクション 非売品)が届きました。表紙にはお好きだったという水引草が描かれ、南都子さんと交流のあった25人の追悼文が執筆者のあいうえお順に並べられています。古い…

蕪が安い。というか、蕪だけが安い。最近、野菜が軒並み値上がりする中で、小松菜と蕪は¥100以下で1束買えるので、よく買うようになりました。旬は冬か早春でしょうが、この時季、どこかで沢山作っているのでしょうか。いつも行くスーパーは、時々ある…

争奪戦

バスに乗って伝通院前の花屋まで、花の苗を買いに行きました。先週、わざわざ大塚駅前の花屋に買いに行き、ペチュニャの苗を買う所存で、しかし他に何があるかな、と見回した隙に母娘らしい2人連れが、ごっそりカートに入れている。思わず、それ全部持ってっ…

信濃便り・庭前薔薇篇

長野の友人から写メールが来ました。同居の妹さんが転んで、当分経過観察になり、彼女が妹さんのご主人と手分けして家事を引き受け、今まで切り盛りしていた主婦の偉大さを改めて認識している毎日らしい。 リンカーン 我が家の紅薔薇は4輪咲きましたが、細…

人工香料

一昨年あたりから、2ヶ月おきくらいに酷い香害に苦しめられるようになりました。防虫剤のような刺激臭、眼が痛み、涙が止まらず、喉もひりひりします。うつむいて本を読んだり、夜になって窓を閉めると息苦しくなることさえあります(脱臭剤を枕元に置いて…

働き方改革

教員の働き方改革案が報道で紹介されています。しかし首をかしげることばかり・・・審議会もあるようですが現場を知らない委員たちなのでは。11時間インターバル制とか、自宅へ仕事を持ち帰るなとか、当事者を却って困らせるような提案が目立ちます。そも…

落とし物

落とし物が増えている、というニュース。NHKは、小さい携帯品が多くなったので、持ち歩く物品の数が増え、落としたり置き忘れたりするのでは、という分析をしていました。イヤホーン、携帯用の充電器、ミニ扇風機など。 落とし物と言えば傘が定番。私も覚え…

川越便り・薔薇三昧(2)

本郷給水公苑に薔薇見物に出かけ、ベンチに2時間座って新聞を読みました。ここは色の取り合わせや樹形を考えて手入れが行き届いているので、見る甲斐があります。何故か音楽や歌手に因んだ名前の薔薇が多い。ベンチにはさまざまな人が入れ替わり座って、他…

川越便り・薔薇三昧(1)

川越の友人から、次々に写メールが届きました。薔薇の名前入りです。 アンバークイーン 【一番花は形も綺麗ですし、香りも強い。アンバー・クイーンは殊に、甘い香りを周囲にふりまいています。】 イントゥリーグ 【イントゥリーグも強い香りがあります。白…

平家正節250年

名古屋の平曲保存事業を主宰している月見ケ岡文芸舎からお知らせが来ました。安永5(1776)年に荻野検校が平曲譜本の『平家正節(へいけまぶし)』を編纂してから250年経つので、今年から3年間(2026まで)、記念行事を開催するという案内です。記念誌…

デジタル古典研究のヒント

八木書店から送られてきたリーフレットで、石井悠加さんの「デジタル×古典研究のヒント集」という文章を読みました。ジャパンナレッジLibの電子版史料纂集・群書類従の宣伝ですが、昨年11月の図書館総合展フォーラムでの講演録からの抜粋だそうです。 石井…

水俣

環境大臣が再度水俣を訪れて、5月1日の失礼をお詫びしたニュース。そもそも5月1日は水俣病犠牲者慰霊の日、環境省の前身環境庁は、水俣病をきっかけに起こった公害対策が発足の原点。被害者団体との懇談会は大臣出張の中心に据えて企画しなければいけな…

体験的電子事情・老友篇

小島孝之さんの「田中親美透写古筆切「名葉集」の研究(3)」)「成城国文学」40号)を読みました。彼は古筆切の蒐集、読解を続けていて、多分野の古筆断簡の、実物だけでなく古い図録類に載った写真図版なども丹念に眼を通し、考証をしています。私には…

川越便り・咲き急ぐ篇

川越の友人から、抜刷を入れた郵便と同時に写メールが来ました。 【このところ、庭は次から次に咲く花で賑やかです。ところが今日は春の嵐とでもいった強い風が吹き荒れ、雨も落ち、雨後は花々も散ったり色褪せたりするので、大急ぎで写真を撮りまくりました…

フジコ・ヘミング

昨夜、NHKのETV特集で「フジコ あるピアニストの軌跡」を視ました。1999年2月11日放映番組の再放映、先月亡くなったフジコ・ヘミングの追悼番組です。 彼女は、いちどは聴きに行きたい演奏家でしたが、私も地方勤務や家族の看取りが続くうちに次第に…

川越便り・みどりの日篇

川越の友人から、今年の庭先図鑑も賑やかになってきた、と写メールが来ました。 エレモフィラ これはあんまり見たことがないなあ、と調べてみると、豪州原産、ゴマノハグサ科の宿根草で、乾燥には強いが寒さには弱い、という。銀灰色の葉茎は観葉植物として…

日本国憲法2024

(日本国憲法前文より)日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配 する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信 頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、 専制と隷従、圧…

軍記と史学

関幸彦編『軍記ハ史学ニ益アリー軍記と史学の関係を探る』(教育評論社)を読みました。推察するに、関さんの定年記念に関係者が集まって捧げた論集かなと思いましたが、そういう説明はありません。書名はかの有名な久米邦武の「太平記ハ史学ニ益ナシ」を逆…