体験的電子事情・会合篇

先日、アメリカのメイン州にいるセリンジャーさんとZoomで話をしました。こちらは夜、あちらは朝一番です。窓の外は雪国でした。子供が何かと用を言いにやってくると、最初は私との話の続きのまま日本語で、「無理無理、今これ(PCを指さし)だから」と言っているのに、いつの間にかすらりと英語に切り替わっている。こういう日常なんだ、と改めて感心しました。

コロナで渡日の機会が潰れ、今年は短期間でも資料集めに行きたい、日本政府の方針の見通しは?という相談でしたが、政府の方針は日本人にも分からない、と答えるしかありませんでした。さすがにアメリカとの間では、画面も音声も時々フリーズしたりするので、途切れた部分の情報を再現する気遣いが必要です。一対一では、どちらが発言するのかの機会を捉えるのが難しく、コツを掴むのに少々時間がかかりました。

今日は、36年前のゼミ生たちとWebExで新年会を開きました。参加者は6名、司会もいて、規模はちょうどよいのですが、電子環境が各々違っており、職場のPCの方を使い慣れていて私物は使いこなせない、という人もいました。各人の近況報告は昨秋の会合で済んでいるので、今日は話題が拡がりましたが、やはり介護や健康の話題が多い。健診の基準数値には無理があるという話、遠距離介護に役立つ機器の話、介護保険制度はもともと、家族の中で女性だけが介護を担わなくてもいいように作られたはずなのに現実はそうなっていないという話、死後の片付けの方が精神的にはもっと辛い、家族に看取られる終末は幸せなのだから、出来る限り頑張りましょうということに落ち着きました。

天皇制の将来の話、貧困の連鎖はどうやって断ち切ればいいのかという話、With COVIDの人間関係構築の話・・・少し重めの新年会になりました。