山城便り・夏椿篇

伏見の錦織勤さんから、上横手雅敬さんの近況を知らせる新聞記事が送られてきました。平家物語の連続市民講座が200回を迎え、頼朝と義経の不仲の真相を説く講演があったそうです。93歳、誰に対しても穏やかに丁寧に接するのが、ご自身の健康法でもあるのかもしれません。

泊村から来た夏椿

【夏椿が咲きました。鳥取時代に、泊村の植物園で購入したものですが、ずっと花が咲かないまま、京都に持ってきて、確か2年目ぐらいに1度咲きました。6年目の今年、2度目の花が咲きました。朝5時過ぎに撮ったものと、7時過ぎに撮ったもの、2枚送ります。花びらの開き方が違っています。】

夏椿の花

夏椿は一日花です。夕方には萎んで落ちてしまいます。宇都宮大学在勤の頃、正門の中にこの樹の並木があって、季節には門衛が落ちた花を掃くのに追われていました。

門衛が一人は沙羅の花を掃き一人は梅の実を掃く朝な(2001/6嘱目 mamedlit)

別名「沙羅」

NHKがニュースで、この花を沙羅双樹平家物語に関係があると紹介していましたが、それは園芸で使う別名。平家物語に出て来る沙羅の木は喬木で、花は黄緑色で目立ちません。一日花ではかなく、白く咲く夏椿は、沙羅の花に擬えられたのでしょう。

【自転車で府立図書館(平安神宮の前)まで行ってきました。来週ぐらいから梅雨に入るかもしれないということだったので、その前に、本を借りて返しておこうと思ったからです。今日は朝から結構暑くて、持って行った水500mlを途中で飲み干し、それでも喉が渇いて、帰ったらビール、と思いながら自転車を漕いでいたのですが、家にはビールの買い置きがなくて、力が抜けてしまいました(錦織勤)】。

金麦を買っておかないのは、ときどき痛風の起こる夫への、賢妻による策略でしょう。