管理組合

今年はマンション管理組合の当番で、理事に当たっていて、夕方から今年度2度目の会議に出ました。管理会社が販売会社の子会社なのは、便利なようでもあるが限界も多い。設計の不具合などがあっても泣き寝入りするしかないし、管理会社を換えるのは難しいからです。理事は1年交替、「ものわかりのよい」男性たちなので、次第に理事会は管理会社の提案を総会に出して通すのが仕事、みたいになりつつある。これではいけないと思っていたので、あれこれ議論を巻き起こす役柄になってしまいました。

50戸から5人ずつ理事が出るので、計算上は10年に1回でいいはずですが、我が家はすでに3回目。賃貸に出している家もあり、大規模修繕の際、委員たちが修繕委員をやれば2回免除というルールをお手盛りで作ったので延べ10戸分減ったことになり、7年に1回やるはめになりました。住民が入れ替わらず、次第に高齢化していくのに、理事の仕事は増えています。書類の量が増え、確認を求められる回数が増え、古くなった設備や業務を減らさずに新たな案件を取り入れるので、いわば増補系が止まらない。

そして値上げ、値上げの案件が目白押し。堪りかねて、住民の意見分布をこまめに聞きながら対策を練るのが理事の仕事、とぶち上げました。いまこの時期に、十数年先の修繕経費のための値上げ案を作れ、というのは暴挙に等しい。住民の事情もさまざまなのに、ある年度の5人の理事だけで責任は背負えない、と。呆然とする管理会社をかばう人もあって、2時間半もかかりましたが、住民と問題意識を共有しながら理事会の役務を果たす、という方向付けには成功したようです(と思っています)。

別府暮らしの友人に問い合わせたら、彼のマンションは電球1個でもあいみつを取る、都合で理事当番を辞退することもできる、と夢のような話。どっと疲れが出ました。