豊後便り・草千里篇

別府暮らしの友人が、阿蘇へドライブした、と写メールを送ってきました。

草千里

【東京は暑くなったようですね。別府は28℃~29℃くらいでしたが、湿度は高くなってきました。こういう時は高原が涼しいに決まっている。阿蘇の内牧温泉にあるバラ園へ、今年最後の春バラを見に行こうと思い立ちました。九重インターで高速を降りて、あとはひたすら南へ一直線、小国町を通り抜けるとそこはもう阿蘇市です。所要時間1時間半。

阿蘇も、そこそこの観光客で賑わっていましたが、ほぼアジア系の外国人たちのようでした。彼らはバスツアーではなくて、2人連れとか家族で、熊本や福岡からレンタカーで来ているようでした。路線バスを利用している人たちも多くいました。】

草千里は三好達治の詩が有名です。春、学会旅行で行った時、牛になってここで暮らしたい、と言って、周りにいた先輩たちから嗤われました。後年、初秋にタクシーで外輪山を一周した時は、秋草の花が天に向かって咲き、いい思い出になりました。

阿蘇の薔薇園

【写真はフランスのデルバールというバラの育種会社が売り出している画家の名前を冠したシリーズです。まだ植栽している大きなバラ園は少ない品種です。】

トゥルーズ・ロートレック

【車の少ないワインディングロードをのんびり走るのは、実に快適でした。ドライブの途中で車を止められるスペースがあれば、眼下の風景を写真に撮りながらの小旅行になりました。往きはナビの指示通りに走ったら大正解(都会ではナビに従うとひどく時間がかかることが多い)。帰途は夕方になり、ナビの案内するルートがしょっちゅう変化し(途中通過する町で帰宅渋滞があるからか)、指示に従った結果、3時間もかかってしまいました(自分の考え通りに走ればよかった)。ナビの使い方を学んだ一日でした。】

カミーユピサロ

さすがマニアの追っかける薔薇、斑入りやぼかしが凝っています。