眼科検診の後

近くの大学病院へ、眼科の定期検診に出かけました。コロナ以来、完全予約制になったので、朝9:00の指定です。しかしこの時間帯は最も混む時間だったようで、検査に呼ばれるまで1時間待ち、瞳孔を開く目薬を差してから間を置かずに撮影、診察となりました(診察は午前中のみ)。もう20年近く通っていますが、見渡すと車椅子や老人が増え、案内係などのスタッフやボランティアの姿が減りました(日本社会の現在ー近未来の課題がありありです)。

ここをかかりつけにしているのは、混んでも人さばきが上手で、いらいらせずに済んだからなのですが、どうやらふつうの待たされ具合になりつつあるもよう。観察していると、制服が白の上下、ピンクの上下、グレイのベストという3種類のスタッフが往き来していて、患者を捌いている。それは全て女性、検査技師も殆ど女性・・・彼女たちの多さと敏捷さとで人流がスムーズだったのだとすると、複雑な気持ちです。たしかここの医学部は、入試の採点で女性を不利にしていたっけ。但し眼科の外来担当の医師は、女性の方がやや多いかもしれません。深く考えないことにしました。

検査結果は視力も落ちていない、緑内障の心配は殆どない、白内障も見えなくて困るのでなければ手術の必要は未だない、黄斑変性網膜症も進行せず、欠けている視野は広がっていない、とのこと。拍子抜けしました。半年前には女性医師から、そろそろ手術をと言われ、具体的なことを訊いて日程を決めなくては、と不安に駆られながら来たのです。

地元のかかりつけ医を捜す必要があると話したところ、決まったら電話すれば、最新の検査結果を渡してくれると言う。感心して帰ったのですが、会計がいやに安すぎる。検査料を付け忘れたらしい(全て機械化されているのに)。後日申し出ることにしました。