信濃便り・夏の愉楽篇

長野の友人一家はそれぞれに夏を満喫しているようです。写メールが来ました。

上田の花火

上田盆地に揚がる花火。長野では諏訪湖の花火が大がかりで有名、その日は一家総出で観に行くようですが、こんなこぢんまりした花火もいい、とのこと。

愛犬レノンの夕餉

塩尻からは小さな小包が届きました。開けたらぱあっと果物の香りが立ちのぼり、硝子瓶が3つ、入っていました。胡瓜のキューちゃん、ユスラ梅のフルーツソース、それにブルーベリージャム、すべてカエさんの手作りです。胡瓜は優良な種子を採るために栽培しているのだそうで、季節には毎日食べきれないほどの収穫量があるらしい。ウェブ上のレシピを見ながら作ってみました、とのことで、市販品のようにピリ辛でなくちょっと甘め、お茶漬よりも白飯向き。ブルーベリージャムは果実の感触が残っているのがうれしい。ユスラのフルーツソースは色が綺麗で、牛乳羹や抹茶ムースに添えたらよさそうです。我が家としてはもっと酸味を活かして、生ハムや合鴨の燻製にかけてみたい。来年はそうおねだりしてみようかな。

写真が同封してありました。庭で採れた枝豆を前にした愛犬レノンの写真を見て、思わず笑ってしまいました。夏の1日が終わった、ほっとした感じがよく出ている。麦酒はまだか、という声が聞こえてきそうです。毎日、胡瓜と枝豆を食べている菜食犬、よく見ると、舌なめずりしていますね。

昨夜は京都の送り火中継をBSーTVで視ました。東京は昼間、両腕をも胴体から離していたいほどの酷暑でしたが、旧盆が過ぎればどんどん日が短くなり、どうやらこの夏も越すことができた気がします。夏の愉楽ももう少しの間、麦酒やアイスクリームの新しい銘柄を選ぶくらいは許されるかしら。