運転免許

川越の友人から、孫の相手で忙しくてご無沙汰した、とメールが来ました。

【7月の末に自動車の運転免許書き換えのための、認知症検査と運転技能検査を受けました。今年から、高齢者には運転の実技試験が課されることになったのです。しかし、行ってみて魂消ました。高齢者ばかりが集まると、本当に認知症で運転規則も何も理解できないような年寄りもきているのです。受験以前に失格する人もいましたが、受験場では、試験官が「始めという前には絶対に問題冊子を開かないで!」「いいと言うまで鉛筆を手に持たない!」と、何度叫んだことか、ろくに聞いていない年寄りばかり。

 実技試験はさすがに厳しい。一時停止、信号、右左折、段差乗り上げが減点ポイントで合格点は70点なので、2回失敗したら即アウト。一時停止は1回でもマイナス40点で一発アウト、それ以外にも助手席の試験官が急ブレーキを踏んだらアウト、との説明で、さらに慣れた車でなく初めて乗る教習車ですから、緊張は高まります。私は幸い減点ゼロで合格しましたが、同じ部屋で説明を受けた6人のうち、3人が失格してしまいました。合格率50%は厳しい。しかし、これが世の中の実態だとしたら、危ない運転者が大勢走っているのだということですね。】

学生時代に車の免許を取りたいと言ったら、親が「お前・・・折角この世に生を享けて」と返事したのでその場で断念。後に名古屋勤務時代、教習所へ申し込んだ(名古屋では運転免許がないと変人扱いされる)のですが、実習の予約を知っているかのように会議が入り、ついに転勤までに間に合いませんでした。

今まで高齢者の免許更新時に実技試験がなかったのが、怖い。しかし都市部と「ポツンと一軒家」地域とで、同基準の試験でいいものかしらん。