福井の大谷貞德さんから、天理図書館で長門本平家物語の再調査をして来た、との報告メールが来ました。
【早朝、石上神宮へ参拝。調査の結果、津市図本は天理12本の錯簡を、直接の関係ではないとは思いますが、そのまま引き継いでいることがわかってきました。】
【現在、春日大社では大鎧展という展示をやっていて、民間で所有している兜も出展されていると聞き、調査が終わってから閉館時間ギリギリに宝物館に飛び込むことになりました。各所で所蔵されている鎧が一堂に会し、圧巻でした。いくつもの鎧を比べながら見られる機会はなかなかないことで、勉強になりました。】
【自天王の遺品とされる兜が出ており、川上村から外に出されたことは今までなく、本邦初公開だとのこと。リンクを貼っておきます。
見どころ - 究極の国宝 大鎧展
平日なのに観光客が多いことに驚きました。日本人の方が圧倒的に少ないのです。飛び交う言語は中国語、英語etc.】
自天王とは後南朝の天皇だったと伝えられる人物。詳しい出自その他は判っていませんが、長禄の変で長禄元(1457)年12月に赤松家の遺臣らによって殺害され、川上村金剛寺にその墓があり、今も村民たちは彼の武具を祀って朝拝式を行っているそうです。
【縁があって奈良を訪れることができたことに感謝し、参拝しましたが、ゆっくりする時間はなく、そのまま電車に飛び乗りました。】
春日大社の展示は7日までらしい。サイトを見ただけでも充実していて壮観。ちょっと口惜しい気がします。