山城便り・城南宮篇

京都郊外に住む錦織勤さんから、写メールが送られてきました。

日光(じっこう)

【鳥羽の城南宮に行ってきました。テレビのニュースでは、紅白の枝垂れ梅が見ごろとのことで、確かに満開で見事でしたが、椿も見ごたえがありました。

椿は開花時期が種類によってだいぶ違うようで、まだ蕾のものありましたが、木によっては満開で、見事でした。見たことのない種類のうち、目にとまったもの2種類の写真を添付します。日光は、花の形が珍しいもので、春風は、小さめでとても可憐な花でした。人が多くて、ゆっくりピントを合わせる余裕もないほどで、ちょっとピンぼけかもしれません。】

春風

【急に暖かくなり、日中はむしろ暑いぐらいで、何を着たらいいか迷うほどです。鳥取にいた頃は、春が来ると、締め付けられていた心臓が解き放たれて、活発に動き出すような感じがしたことを思い出します。雪国の春の喜び、でしょうか(錦織勤)】。

ツイッターを「今朝 花」で検索したら、城南宮の枝垂れ梅の林の写真があって、もう散り始め、梢よりも足元が見もの、とコメントされていました。

京都郊外に住めば、ちょっと散歩に出ても名所旧跡、日本史の人が老後を送るには相応しい土地で、羨ましい。城南宮もすっかり整備されて、観光地の公園らしくなったのですね。どうも平家物語の「城南離宮」が脳裏にあって、幽閉され、逼塞した空気の土地のようなイメージが浮かぶのですが、花の名所、都から西国へ向かう門、として再開発されたのでしょうか。

昨日の日曜は東京でも人出が多く、はやコロナ明けの解放感が、春霞のように列島を覆ったようです。