いつまでも夏物がしまえず、1日ごとに違う気温にまごついている内に、街には南瓜が溢れ、ワインの新酒が航空機で届いたというニュースが流れ、枚数を減らして年賀葉書が発売になりました。しかし我が家のベランダでは、書斎の窓の下にはコリウスと日々草が繁茂して未だ夏の風景。
こぼれ種の日々草の芽も出ているし、真夏の間じっとしていたランタナが一斉に咲き、普通は枝先に2つずつ蕾がつくのですが、よほど咲きたかったとみえて4つずつつき、しかし2つは咲ききれずに黒くなって落ちました。やっと自分たちの夏が来た、と言わんばかりです。居間の軒先には、コキアが深紅色の炎のように紅葉し、間に植え込んだ暗赤色のコリウスが同じ深紅色になって(近くに植えた植物同士が何故か同じ色になるのはよくある)、こちらは晩秋風景。ガラケーで撮ったので、発色がわるいのは御容赦を。
実生のパプリカも勢いよく茂り、実は黄色に色づき始めました。苗で買った時は黄色、赤、紫の3色だったのに、実生で育てると何故か全部黄色。花屋の話では、実生では本卦還りすることがあるのだそうで、もともと黄色い実なのでしょうね。
クリスマスにはコキアとパプリカの実でリースを作る予定で、千日紅やカヤツリグサのドライフラワーも作っています。奥には椿の木が来春のための蕾をつけていて、まさに「四季の庭」(中世のファンタジー文学における理想の庭園)です。
ハロウィンも無事に済んだらしい。弊国では冬至に南瓜を食べる慣わしでしたが、今どきですので、昨日はスーパーで南瓜コロッケを買い(3個食べたら胸焼けしました)、今日のおやつは南瓜プリン。母の命日が近いので花屋でピンクと白の花束を誂えました。ついでに冬の間咲き続けるアリッサムの苗も購入、冬支度です。