やもめ用野菜生活

友人から、独り暮らしは野菜が不足がちになる、というメールが来たので、不精者の野菜生活について書いてみます。1日350g(生でなく調理後の重さ)の野菜を摂るのは結構たいへん、という方は参考にしてください。

1日2食ながら、午過ぎに何か1品、口に入れることにしています。腸に時間を忘れさせないために。コンビニのおにぎり1個(最近どんどん小さくなった)とか、冬ならドライフルーツ、今どきはアイスクリームのカップ1個(これも小さくなった)、最近のお気に入りは塩バナナです。工事現場のおやつに重宝がられているそうで、皮を剥いて塩を振るだけ。トマトや西瓜に塩が合うことは知られていますが、バナナに塩とは発見でした。

料理が面倒なら、野菜そのものの味を好きになること(旬を味わう、という観念的嗜好から入ってもよい)。例えば紫キャベツを千切りにして塩を振り、2,3時間置いた後洗って冷蔵庫で保存。マヨネーズやフレンチドレッシングでもりもり食べられます。茗荷も縦に細く切って酢水に晒した後、冷蔵庫に保存。それだけでも鰹醤油や中華ドレッシングで食べられますが、焼いた油揚の千切りかシラスを載せれば、立派な小鉢ができます。胡瓜は、鶏肉と一緒にごろごろ切って塩胡椒で炒めると夏のスタミナ食。レタスとベーコンの炒め物やパプリカの半冷凍スティックのことは、以前書きました。茄子は、電子レンジで調理するのがお勧め。油が合うけど炎暑の台所で揚げ物はしたくない。縦半分(皮には細かく切り目を入れる)か縦6つ割にして、バターと醤油を載せ、3~4分チンすると美味です。根菜類は皮を剥くのが面倒なので、惣菜を買う方がお勧め(金平蓮根とかキャロットサラダとか)。南瓜もスライスしたものを買って料理した方が、親しめます。

合理的に省ける手間は省いて、季節の野菜を楽しみましょう。