区から「新型コロナウイルスワクチン接種券在中」と朱書した郵便が届きました。早速「お知らせ」を読んでみました。早い時期に作ったチラシなのか、①接種可能な時期を確認する②接種会場を探す③予約してワクチンを受ける、という見出しが立っています。この郵便が来たということがつまり①なんじゃないの、と思いましたが、②で示されたURLにアクセスすると厚労省のHPで、既知の情報しかない。③の予約サイトとあるURLは区のHP。何ともじれったい思いでしたが、細かい字で書かれている最新項目(予約の文字はない)をクリックするとようやく、予約サイトが現れました。最初にこのURLを示しておいて欲しい、と思いつつ読むと、予約は30日から、接種は5月6日からでした。
自分に不必要な情報や注意書きを押し分けて、目指すボタンに辿り着くのにこれだけの階梯が要るのか、と思いながら、予約サイトを「お気に入り」に登録しました。区のHPで見ると、第一優先順位の医療従事者の接種は未だ進行中らしい。国から配分されるワクチンの量は4/26に975回分、5/3以降に5850回分、5/10以降35100回分、とあります。合計41925回分。区の高齢者は4万4千人、2回ずつ打つのだから8万8千回分必要ですが、半分にも満たない。希望しない人が5割はいる、という見通しでしょうか。
接種会場はすべて集団接種。出歩かない私などには、接種会場で待機するのがむしろリスクです。抗体ができるのに2週間かかりますが、2回打つのだから、効き目が顕れるのは早くて5週間後。さらに、このワクチンは重症化を防ぐためのもので、感染を防ぐものではない。むしろ発症しない人が増えることで、統計上の感染者数は下がっても、ウィルスは見えない形で広がる可能性がある。接種したら一件落着、とはならないことをよくよく周知しておくべきでしょう。