コロナの街

都知事記者会見の後、スーパーへ行ってみて吃驚。まるで略奪に遭ったかのようでした。野菜・果物で残っていたのは馬鈴薯と牛蒡と蜜柑だけ。肉も魚介類もなくなり、麺類の棚は洗ったかのようでした。いつもは見慣れぬ店員(本社から応援に来たのか、いかにも事務職風の中年男性が複数)に、どうしたのかと訊くと、外出禁止令が出たから、と言う。そんなもの出てないよと思いましたが、主婦たちの受け止め方はそうだったのでしょう。今日だけでどのくらい売り上げたのか、と取材すると、いつもの3倍とのことでした。お惣菜だけが売れ残っていました。

翌日は、卵とカップラーメンが綺麗になくなっていましたが、野菜・果物は補給されていました。街には、目の泳いでいる男性たちが出歩いていて、自転車が突進してきたりスマホ歩きのまま停まらなかったり、まるでロボットのように平然と行列に割り込む人がいたり、何だか妙な雰囲気です。

1,2週間が瀬戸際だと言った総理記者会見ゆえに、そろそろピークを越したと思った人たちが多かったのでしょうか。私もです。しかしCOVID19の終息は全く見えません。6月には、要・急の会議を設定しなければならないので、関係者とメールをやりとりしながら、対策をあれこれ相談しています。スカイプやテレビ電話は、技術的にはともかく、未だ周囲の事情にうまく当てはまりません。

不幸なことは、現政権の統計数値や経済政策、殊に国民への誠実さに信用が置けなくなっていることです。民、信なくば立たず。こんな大事な時に。