虫歯治療

歯医者に出かけました。この歯科医院の院長は、10年前に区の地域包括ケア委員会で見かけ、高齢者を無能扱いしない姿勢を信頼して、かかりつけで定期的な口腔ケアに通っているのですが、担当に決められた歯科衛生士がきつくて、初めは治療台上で口を開けたまま罵られっぱなしでした。ある時期からほどほどに褒め言葉(いい歯茎をしている、とか)も混ぜるようになりましたが、今度はいろんな物品購入を勧めてくる。

後期高齢者も後半の当方は、内科医(総合健診。やたらに服薬や検査を勧める)、皮膚科医(アレルギー)、眼科医、そして歯科医と定期的に診て貰ったり薬を貰ったりする先が複数あるので、それぞれ勧められる全てに従順になったら、どっぷり病人暮らしになってしまいます。整形外科医(腰痛)や内科医は、殆ど自動的に処方箋を出す。

歯科衛生士からは、高齢になると唾液が効かなくなって虫歯が進行するから、と就寝前のフッ素入り嗽薬を強く勧められました。生ぬるく甘い薬液で嗽をした後水も飲まずに30分、というのですが、やっと仕事が終わって開放される、とっておきの30分が台無しになる。ウェブで調べたら、フッ素水が売れなくなって業界で問題になっていることがわかり、興ざめしました。自分の生活習慣に合わないから、と何度も断わったのですが執拗に勧め、論破してくる(議論する問題じゃない)。今日は虫歯3本を治療、と言われて、2回に分けたいと主張し、とりあえず1本だけ院長に施術して貰いました。

部分麻酔がかかっているので、顎で掘削工事が行われている感じです。目をつぶっていてもかなりの出血が分かりました。麻酔の効いている間は唇が巨大な魚になったような気がします。本日は勿論休肝日。弁当を食べ終わる頃、淋巴腺が痛み出しました。

武見さんよ。保険医療財政を倹約したかったらまず、医師から指導して欲しい。