コロナの見えなくなった街

今日は口腔ケアの予約日。猛暑37度の西日の街へ出るのは命がけだなと思いながら、大きな帽子にマスクを掛けて出かけました。気のせいかな、と思う程度に油蝉も鳴き始めました。そこここで電動キックスケーターを見かけます。若い男性が多いようですが、ヘルメットは被っていない。自転車より安定性は悪いのではないかと思うのですが。

歯医者に入る前に本屋へ寄りました。気になっていた本の著者略歴を確かめ、新刊の新書を2冊買って、取り寄せを頼み、歯医者へ。恒例のケアと虫歯を1本治療したら、街は薄暮になっていました。医療費負担が2割になったのに、歯科衛生士があれやこれやと勧め、ケアの期間も短く指定してくる。歯ばかり綺麗になっても、と思いながら、最近できた大手スーパーへ入りました。

いつもと違う惣菜を物色するついでに、予備校通いの娘の弁当作りに苦労しているという知人のことを思い出し、弁当の隙間に詰める食材も探してみました。ヒロシという名の青菜のふりかけがある。広島菜のフリーズドライだからなのか、ボッチキャンプのお供にいいからか。ゆかりというふりかけは昔からありましたから、ヒロシもありでしょうね。甘い物をちょっぴり詰めるのもいいかな、とドライフルーツも買いました。

春日町再開発で高層ビルが建ち並び、その裾には混ぜ植えの小さな緑地が造ってあります。思いがけない和風の草花が混ぜてあったりして、思わず足を止めたくなりますが、惜しむらくは犬の散歩の落とし物が車に踏み潰されて点々とシミを作っていること。街の思想が住民と釣り合っていない。暑いので、マスクは店に入る時とバスに乗っている間だけ掛けました。コロナは見えなくなったものの、大学では明らかに感染者が増えているそうです。気をつけるように、とのメールを貰いました。