インフルエンザワクチン

一昨日の夕方、インフルエンザワクチンを打ち、その夜は注射痕が発赤して痒かった程度だったので、これで済んだ、と区から来た文書一式を捨ててしまったのですが、翌日、ちょうど24時間後くらいに、腰の辺りがむずむずして蕁麻疹の気配。肝機能はよかったはずなのにこれは何だ、といぶかしみながら買物に出かけ、1時間ほどで帰宅したら、発熱しているのが分かりました。注射痕は5cm四方真赤、固くしこっています。

コロナ用ワクチンの副作用ならともかく、今までインフルエンザワクチンで発熱したことなどなかったので、少々慌てました。土曜の夕方、接種したかかりつけ医はもう閉まっています。目の縁が痒く、熱い。体温計を取り出そうか、とうろうろしている内に(小1時間ほどで)さあっと熱は引きました。発熱も回復も肌で分かる程度でしたが、こんな体験は初めて。蕁麻疹も収まりました。

今年のワクチンはきついのでしょうか。それとも私の身体が変わったのでしょうか。老人看護の専門家が講演で、75歳過ぎると薬の効き方が変わる、という話をしていました。自分の経験でも、75歳以降はいろいろな意味で身体が変わります。後期高齢者という区分は妥当だと思ったものでした。かかりつけ医はコロナとインフルエンザのワクチンを同時に打っても構わないと言っていましたが、私はやはり前後2週間空ける所存でいます。

中学生の頃は、インフルエンザらしくても熱が引いたら登校していました。非常勤で生活していた当時は、熱が出ても38度までは授業をしました。30歳過ぎたら、38度では腰が立たなくなって、年齢を自覚しました。感染予防がうるさく言われるようになってから、予防接種は毎年受けるようにしましたが、定年後はもう他人にうつすこともないから、とここ数年接種していなかったのです。たかがワクチン、侮ってはいけない。