コロナな日々 30th stage

先週、本郷3丁目の交差点で、鮮やかなサリーを纏った女性数人が集まっていました。見るからに豪華な、よそいきの出で立ち、衆目を集めながらアジア系料理の店に入りました。ドアは開放されていましたが、肩が触れ合うほどの混み具合で、えっえっ、と一気呑みのような掛け声がかかって大盛り上がり。恐いな、と思いました。

医療機関の事務負担が大きすぎるから感染者数の全数把握をやめろ、という動き。恐いなどころではありません。統計が単なる推計になる。後々の記録にも影響します。検討すべきなのは、届け出項目の見直しでしょう。行政の要求するアンケート類は、項目数の多さ(感染者1人につき50項目!)のみならず、人間工学を無視した質問の仕方や配列になっていることが屡々です。最少限度必要な情報は何なのか、入力方法は合理的に指定されているかを、総合的に点検する人はいないのだろうかと、じれったく思います。

取りあえず感染者を同定するのに必要な(次段階でアクセス可能な)情報だけを届け出させ、その後の追跡と処理に専念するスタッフを行政がアルバイトで揃えることはできないのか。そう言うと、マイナンバーカードと健康保険証合体を持ち出されそうですが、今はそんなことに手間ひまかける時機ではない。

家事代行業のエノキさんは、4回目ワクチン接種の話とは全く無縁だというので、他人の家に入る仕事なんだし、全身麻酔の術後でもあるのだから、かかりつけ医に相談した方がよい、と助言したのですが、基礎疾患の認定は自治体ごとに違う、と言われたとか。そういう枠組ではなく個別の体力の問題として相談しなさい、と改めて言っておきました。60代の仕事仲間からは、「結局のところ、ワクチン以前の自前の免疫力が勝負のような気がしてます」というメールが来て、ほんとにそうだなあと思いました。