第4回研究報告会

99日(土) 13001500  9月10日(日) 10:00~15:00

於 国際善隣協会5階会議室(東京都港区新橋1-5-5)、及びZoomリモート会議

*参加費は無料ですが、出版記念会参加の方は、事前申し込み・飲食代が必要です。

 Zoomミーティングリンクは、メールでお知らせします。申込は7月末まで。

 問い合わせ先 e-mail:meisyokai@gmail.com

 

≪ 9/9(土)午後 13:0015:00 ≫ 研究報告

1 天平宝字年間における柵戸と流刑         重村つき/東海大学大学院

 本報告は、菅原道真編『類聚国史』巻87の刑法一「配流」の項に、天平宝字年間の出羽国陸奥国における柵戸の一部が分類されていることに注目し、柵戸と流刑との相違点を検討するものである(柵戸とは一般に、支配領域の拡大を目的として、辺境の地に移された民のことを指す)。

2 中世太宰府天満宮の祭礼と政治権力        藤立 紘輝/九州大学大学院

 太宰府天満宮で9月21~25日に斎行される「神幸式大祭」は、五穀豊穣の祈りと、祭神の神慮を慰撫するという目的で、康和3年(1101)、大宰権帥大江匡房の夢想によって創始された。本報告では同宮所蔵の一次史料をはじめ伝承などの二次史料も吟味して検討し、中世の政治権力と宗教との関係を考える一助としたい。

3 近代における光明皇后の表象       長嶺勝磨/沖縄県立芸術大学大学院

 本発表では、近代における光明皇后像の展開について分析し、その特徴を明らかにする。高橋広湖の≪薬狩≫(1903年)は、光明皇后と社会事業の結びつきを考えるうえで、重要な作品であった。また、特殊な図像表現が行われた作例として、中澤弘光の≪おもひで≫(1909年)と≪光明≫(1919年)に注目する。

≪ 論集『明日へ翔ぶ6』出版記念会(立食) 15:3017:00 ≫ 同会場にて

 

≪ 9/10(日)午前 10:0012:15 ≫ 研究報告

4 黒龍会のアジア認識と文明観:雑誌『黒龍』を中心に

                          岡部柊太/東京大学大学院

 本報告は、近代日本の代表的なアジア主義団体である黒龍会について、機関誌『黒龍』(1901-08年)を中心に分析することで、韓国・満洲を中心としたアジア地域に対する黒龍会の具体的な認識・活動と、その文明観がいかなる関連性を有していたか、検討を行っていく。

5 19世紀後半のオペラ=コミックにおける「よく知られた歌」の引用:その伝統と音 楽劇的役割                    木内涼/東京藝術大学大学院

 歌と台詞からなるフランスの音楽劇オペラ=コミックは、喜劇的なパロディ劇に起源をもちながら、その主題は、時代とともにシリアスなものへと変化し、19世紀後半にはそうした傾向がより顕著になっていった。本発表では、こうした全体的な傾向と相反して、元来の形式や性格を維持する作品が制作・上演されていたことに着目する。

6 漢字熟語の認知プロセスの性質:逆さ文字を用いた心理実験による検討

                           吉原将大/東北大学大学院

 我々は日々、大量の文字を瞬時に処理しながら生活している。英語などのアルファベット言語を対象とする先行研究では、逆さ文字は単語認知プロセスを大きく阻害することが示されている。本研究では、逆さ文字を用いた心理実験を通して、日本語母語話者における漢字熟語認知プロセスの性質について検討した。

7 屋久島を事例とした自然の表象に関する報告              谷綺音

 屋久島は「豊かな自然の島」と「林業の島」という対照的な側面を持つ。本報告では、島のビジターセンター等の展示施設の展示解説文と実際に訪問した観光客のクチコミという2種類の文字情報に注目し、異なる主体が地域の自然や地域のイメージをどのように表現・表象しているのかを分析・考察した。

 

≪ 9/10(日)午後 13:00~15:00≫ 記念講演 

中国における中等教育段階の日本語教育の歴史と現状

           (ゲスト)鄒聖傑/厦門大学嘉庚学院日本言語文化学部講師

北魏における女性権力者―馮太后・胡太后の模索―

                会田大輔/明治大学アジア史学研究所客員研究員

 

会員外でも!来聴歓迎!      明翔会HP:https://meisyokai.wixsite.com/2013