別府で暮らす友人から、愛妻にせがまれて五島観光に行ってきたとメールが来ました。
【旅行社の企画したツアーです。ガイドの説明も、NHKの朝ドラ「舞い上がれ」が話の中心で、連ドラを見ていない我々にはよくわからない話が多かったが、まあ、それはわからなくてもどうでもよいこと。
隠れキリシタンの多くが大村藩から厄介払いのような形で五島に送り込まれた農民たちだったこと、最初の千人は未開地の開墾者として歓迎され、広い土地を与えられたが、後から送り込まれた二千人はもはや農地に適した土地はなく、仕方なく人の住めないような島の僻地に住み着かなくてはならなかったこと、辺境の地だったので、禁教にも拘わらず潜伏できたこと、ゆえに今残っている潜伏キリシタンに関わる教会が、今でも非常に不便な島の端っこのような土地にばかりあることなどを知ることが出来ました。】
【帰る予定の3日目が強風と強雨で、ジェットフォイルもフェリーも欠航になり、島を出る方法がなくなってしまいました。旅行社がなんとか代替の宿を確保してくれたので、雨中の路頭に迷わずにすみ、4日目は晴れて帰路に就くことが出来ましたが、同じ目に遭った旅行者で帰路の船は満員。船代は旅行社が負担しましたが、宿代はもちろんタクシー代も、長崎から博多までの新幹線代も全部客の負担でした。離島で暮らすのは大変なんだということの、ほんの一部を実感したことが、今回の旅の収穫だったかもしれません。】
危機の中で老夫婦2人が絆を確かめた、思い出深い旅になったことでしょう。台風の多い宮古島のホテルの副料理長の話では、嵐の日は閉じ込められた客を退屈させないために、現地スタッフは泊まり込みで奮闘するのだとか。
もう1枚、大瀬崎灯台の写真も添付されていましたが、豪雨で霞んで何も見えません。