沖縄はもう梅雨入りしたそうで、東京も小糠雨が続きます。我が家では、今年はペチュニアとロベリアが咲いています。冬はビオラを、夏は日々草を植えることにしているのですが、その合間には、年によって入手できる苗が違うので、いわば浮気の楽しみ。長く咲き続ける花、つまりは大輪でなく小さな花をたくさんつけるものを選んでいます。
今日はロベリアの毛づくろいをしました。この花は、ある日一斉に花が枯れて、その花殻を摘んでやるとまた咲きます。細い枝を分けながら花殻を摘むのは、猿が仲間の毛づくろいをするような格好になるのです。糸のような茎を摘むと、どうしても未だ元気な花が取れてしまうことがあり、小さい花なので、きしゃごの貝殻に活けて、電話の傍に置くことにしました。
枯れ木のようだったランタナに、やっと新芽が出てきました。嬉しかったのは、石榴の蕾が新たに出たこと。春先の新芽と一緒に2つ蕾が出て、1つは咲き、1つは落ちてしまって落胆していました。本来、石榴は梅雨明け頃に咲くはずなので、これが正しい時季でしょう。石榴は、実際の実よりも花の方が、厚ぼったいオレンジ色の丸みが、何故か甘さを連想させます。毎日、落ちはしないかとはらはらしながら見守っています。
梔子にも蕾が出始めたのを発見。蕾ができる頃は、その周囲の葉が黄色くなって枯れます。花に栄養を譲り、同時に花を目立たせるための交代なのでしょう。
落ち葉を掃いたら突然、するすると蜥蜴形の小さな爬虫類が出てきて、向こうも驚いて固まりました。つぶらな目で見つめられ、狼狽しました。えっ、何?どうしてここにいるの?しかし忽ち、置いてあった木箱の中に姿を隠し、私は深追いしませんでした。蜥蜴か金蛇か、と思ったのですが、どうやら守宮らしい。我が家の守護神になってね。