川越の友人は、秋薔薇を探訪して車で走り回っているらしい。熊谷の個人庭園は今年の天候不順で駄目だったが、群馬の中之条町で楽しんできた、とメールが来ました。
【着いてみると、入り口付近には黒服の面々が大勢、駐車場付近にいた1人に聞くと、今日はブルガリアから贈られたバラの植樹式があり、これからブルガリア大使が来るのを待っているところだと言う。一般人は式には参加できないが、庭園を見るのは差支えがないとの返事で、入ってみました。
この公園は中之条町の町立で、休耕田を中心に小山の傾斜を含めて造った広大な庭園です。山野草(ほぼ西洋種ですが)を中心にしたスパイラルガーデン、最近流行りのナチュラルガーデン、町民手作りの花壇群、巨大藤棚(まだ育成中)等々、さまざまな趣向の庭園群から成り、その一角にバラ庭園があります。昨今は大きなバラ園があちこちにたくさん作られていますが、ここは、美しさの点では屈指の庭園だろうと思っています。
遠くからブルガリア民謡の音楽が風に乗って流れてくる中、のんびりバラを鑑賞してきました。途中で植樹に向かうブルガリア大使が、通訳の説明を聞きながらバラ園を通り抜けていきました。ボディーガードは特におらず、写真係が撮影しつつ通り過ぎました。
ここは真田氏の地元で、岩櫃城の麓に近い。岩櫃城は一度は行ってみたい山城ですが、まだ行ったことはありません。】
ブルガリアの国花は薔薇、ローズオイルや薔薇のジャムが特産品として有名ですが、日本ではヨーグルトの方が知られているかもしれません。調べたら、ブルガリアの駐日大使は女性なんですね。メールにそう書かなかったところに、欧米では女性大使は珍しくなんかないよ、と私から叱られまいとの気配りを感じました。