コロナな日々 31st stage

昨日、かかりつけ医に抗コレステロール剤を貰いに行きました。5日に1回服用していると言ったら、それでは効いていないはずだと繰り返し言われました。じつは7月の健診でコレステロール値は103まで下がっているのですが、忘れているらしい。有名受験校出の医師なので、あれこれ統計や学説を持ち出して説得する。その内、話しながらふっと寝落ちした瞬間がありました。本人がかなり血圧が高そうでメタボ気味、実在としての説得力がイマイチです。次回に血液検査をしてみてから、と言って辞しました。

10月からは医療費2割負担になり、口腔ケア、眼科検診、抗アレルギー剤、そして抗コレステロール剤と、費用も通院時間もかさんでくるので、2ヶ月分の処方箋を貰ったのですが、薬局へ持って行ったら4ヶ月分になっていると言われました。医師はどうやらお疲れだったようです。

医院の支払い窓口で、挿してあった小枝をお愛想に何の葉ですかと訊いたところ、受付の奥さんが、スマホで写真を撮ると名前が出るんですよ、とやって見せました。地元の開業医の妻に相応しく、人触りの上手い人です。うっかり、もっと綺麗な種類もありますよ、と言ってしまったので反省して、今日、我が家のコリウスを剪って届けました。待合室は空っぽでした。

バスに乗り、播磨坂まで野菜とパンを買いに行きました。終日上空を旋回するヘリの轟音で街の音が消され、ちょっと不思議な雰囲気になっています。ノーマスク、鼻マスクの人が3割ほどに増えました。このままずるずる、高齢者・病弱者だけが謹慎する日常になるのでしょうか。ウィズ・コロナは何を残すのか。なし崩しに弱肉強食社会になっていくようで、淋しい。並木の水木がそろそろ紅葉し始めました。