阿波国便り・国分寺庭園篇

徳島の原水さんから、暫く体調を崩して外出できなかった、とメールが来ました。今はもう、快復されたようです。

徳島の国分寺

昨年の阿波国便りには、修理が終わって綺麗になった建物の写真がありましたが、今回は庭園に入ってみた、とのこと。

阿波国分寺庭園

【もう熱中症の恐れもないので、ブツブツ文句を言うさくら(愛犬です)を車中に残して、庭園を拝観してきました。それなりに当地では知られている庭です。

四国遍路の好季節もそろそろ過ぎたのでしょうか、殆ど姿を見なくなりました。そういえば、今夏は西洋人の遍路をよく見かけました。】

西洋人のお遍路さんとは、仏教徒なのでしょうか、それとも宗教心とは関係なく「巡礼」しているのでしょうか。日本人でも、必ずしも信仰心によらず、自己と対峙する必要に迫られた時、座禅や遍路を体験する例は少なくない(あの元総理も、原発事故への対応を批判された後、四国遍路に出ました)ので、殊更不思議がることではないかもしれません。

原水さんのメールには、同期会の案内などで男性の健康寿命の短さを思い知らされた、とも書かれていました。定年後、クラス会や同窓会が新鮮なのはごく一時期で、結局永年培ってきた「同志」と言える間柄の付き合いに戻っていきます。それでいいのだー半世紀以上の間には、ちょっとした言葉の端、あるいは遠くから見ていても、ああ道が岐れた、と思う瞬間が何度もある。自分はそういう生き方はしない(できない)と思う瞬間です。それを言わずに来たのだから、叙勲祝いやら何やら、今さら俗世間の義理に巻き込まないで欲しい。