阿波国便り・古代浪漫篇

徳島の原水さんは愛犬を連れて、時々は遠出をするようです。古代の暮らしを体験できる公園なのでしょうか、阿波史跡公園に行って来た、とメールが来ました。

阿波史跡公園

【先代犬は丘の上で放すと、駆け下り駆け上り一人遊びを楽しんでいましたが、さくらはそうしたこともなく、人や他の犬ばかりに興味を持ち、そちらに行こうとばかりします。同犬種でも随分性格が違います。】

そうそう、愛犬さくらが放牧場の牛に興味を惹かれて、柵の前から動かなくなった写真が来たことがありましたね。犬の好奇心の強さは個別に違うのか、でもほほえましい。一般的に言って、猫はむやみに好奇心が強いらしく、気になるものがあるとわざわざ見に行き、見つめるだけでなく前足でちょっかいを出したがる。野生だったらあれで命を落とす場合も多いのでは、と心配してしまいます。でも、無用な好奇心って、かわいい―そう思うのはこの職業だからでしょうか。

【このあたりは古墳が多く、卑弥呼の墓と称するものもあります(原水民樹)】。

調べてみるとなるほど、徳島のこの辺は古墳が多い所のようです。古代は現代人の浪漫をそそります。古代人の生活を体験できるテーマパークが、全国的に流行った時期がありました。気候も植生も古代とは違うでしょうけれど。

じつは日本海側も古墳が多く、調査研究が追いつかないうちに開発で潰されたものは少なくないらしい。鳥取大学が敷地を獲得する以前の航空写真を見ると、由緒ありげな小山が幾つもあったが、校舎を建てた後の写真では無くなっている、◯◯棟の前庭にある芝生の盛り上がりは小さな古墳の一部だ、といった尤もらしい話が囁かれていました。

それにしても卑弥呼の墓って・・・全国に幾つあるんだろう。