ちゃんとちゃんとの

先週はエノキさんが休みだったので、掃除機をかけるだけでも、と久しぶりに自分で掃除をしました。始めるまでは億劫だったのですが、コードレスにしたので、やってみれば軽々と終わりました。重い本体と長いコードを引き摺っていた頃のことを考えると、夢のようです。吸引力はやや落ちるようですが、我が家は全室フローリングなのでこれで十分。標準パワーで使えば電池も間に合います。

もともと家事が好きではないので、手を抜かないように意地を張っていた部分がありました。忙しかった現役時代は仕方がなかったとしても、退職してからは、家事の基礎を省くな、という呪縛が次第にのさばってきたのです。しかし後期高齢者になって数年経ち、明らかに動作が鈍く不器用になり、仕事が溜まる一方なのが目に見えてきたこともあって、試してみたらこんなに楽だった!と思うものがいろいろ。

まず毎朝のスープはフリーズドライ製品、だしは粉末やめんみ、白だしを使うようになりました。最近発見したのが、刻み揚げという商品です。油揚げに味をつけて刻み、袋に詰めた乾物。保存が利き、煮物や汁の身がない時に重宝します(我が家では以前は油揚げ、今はベーコンが常備食材なのですが、生の油揚げは意外に扱いにくい)。

一昨日、迷った挙げ句、コンビニでチューブ入りのおろし大根を買いました。少量の大根おろしを毎日作るのは面倒ですが、チューブ入りにはやはり抵抗がありました。試してみるとこれは便利!辛すぎる佃煮に混ぜたり、卵焼や焼魚に付け合わせると、料理がそれらしくなります。管の形で出て来るのにはなじめませんが、す早く箸で混ぜてしまえばいい。年齢に合わせて家事も合理化だ、と改めてチューブを裏返してみると、原料は大根のほかに、加工澱粉、酒精、増粘剤・・・とある。うーむ、これは。