コロナな日々 27th stage

家事代行のエノキさんが1ヶ月入院したので、週替わりで4人の人がやって来ました。うち2人はお婆さん。コロナで家事代行の需要は増えているのにスタッフは減り、忙しいのだそうです。新規採用の高齢者には研修は殆どなく、オンラインで注意事項を聞いたくらいで、むしろ派遣先で注文を聞いて覚えることが多い、と言う。家事の経験者だから、ということなのかもしれませんが、自己流なので新しいマンションには合わないことも多い(コンセントを探してうろうろしたり)。

そのうち古い掃除機が壊れました。寿命だろうと思って、区の粗大ゴミ収集に申し込んだら、1ヶ月先の日にちを指定され、思わず聞き返しました。コロナが流行してから粗大ゴミ収集の申し込みが増え、混み合っているのだと言う。在宅勤務の影響でしょう。しかしもう3年目、区は何も対策をしていないのでしょうか。

播磨坂へ野菜とパンを買いに出かけた帰り(春日通りの都バスは、コロナ前のように混むようになった)、優先席は満員だったので、私は後方の席によじ登って座りました。後から乗り込んで来たお爺さんに、優先席の人が席を譲ろうとしたところ、お爺さんは断り、腰が曲がっているだけで元気だからと語り始め、40年間働いてきて税金も払った、週4回の晩酌は欠かせないが、と問わず語りに健康法をも話し続けました。鼻マスクで大声なので、前に座っている人はむしろ立ち上がりたかっただろうな、と苦笑しながらバスを降りました。話したくなる気持ちも、分からないではありませんが。

マスクをしない人が次第に増え始めました。久しぶりに目鼻口の揃った顔を見るのは、嬉しい気もします。しかし連れた子供と大声で話しながら、また歩き電話でマスクなしなのは、抵抗感があります。