国民の祝日

友人から昨日のブログは「みどりの日」を勘違いしている、とメールが来ました。慌てて修訂しようとしたら、504 Gateway Timeout というエラーメッセージが出て、どうしても繋がりません。ヘルプを開けても、片仮名だらけで全く意味不明の長い長い説明、サーバー同士の接続の問題らしいことだけが分かりました。待つしかない。

さて4月29日は、現在は「みどりの日」ではなく「昭和の日」なのだそうです。昭和天皇が亡くなって、国民の祝日だった天皇誕生日は12月になり、しかしGWを短くするのは影響が大きすぎる、というわけで「みどりの日」と命名して祝日にしたが、平成19(2207)年、祝日法改定の際に「昭和の日」とし、5月3日と5日の間の4日を「みどりの日」という祝日にしたのだそう。そう言えば、全国的に創立記念日を5月4日として休日にしている学校は多い。今さら創立記念日は変えられず、生徒の欠席が多いこの日を休校にした知恵が、一遍に空しくなったことを思い出しました。

振替休日やら「国民の休日」(前後が祝日である平日)やら、○月の第×曜日という祝日ができてから、「国民の祝日」の意義が薄れました。季節感や由緒が喪われたと言うべきでしょうか。例えば勤労感謝の日はもともとその年の収穫を祝い、神に感謝する新嘗祭に因み、成人の日は、商家に奉公する丁稚が帰省を許される藪入りの日でした。春分の日秋分の日が今もあるのに、季節に基づく由緒が忘れられるのは残念な気がします。変動制の根拠もよく分かりません(山の日は8月11日ですが、海の日は7月第3月曜日)。

GWは教師に天が与えてくれた休日、とよく同業者間で言い合いました。新学期の超多忙をどうにか乗り切り、新しい学生の顔を見て授業内容を調整する、春休みに用意した予習ノートが切れる、ちょうどその頃の休日。遊びに出る暇はありませんでした。