米国からの年賀状

米国で暮らすYuri Yamamotoから年賀状が届きました。母方の伯母の孫です。夫と6人の子供がいますが、飛ぶ鳥の絵柄のカードには、末娘の著作権マークがついていました。デザインの仕事でもしているのでしょうか。

アメリカでは大晦日の晩に中心街などでイベントがあるほかに、個人でも花火を揚げて新年を祝います。ところが花火の代わりに銃を撃ち上げる人もあるそうで、落ちてくる弾丸に当たって亡くなる人も出て、危ないからやらないようにという新聞記事を見て驚きました。銃が巷に溢れている国ならではの事故です。病院で仕事をする時に銃による怪我人を見かけることもありますが、意外に多いのが、誤って怪我をする例です。亡くなる人もいます。銃犯罪も多く、日本とは全く異なる状況です。

チャプレンは、麻薬、アルコール中毒、自動車事故、自殺未遂、ありとあらゆる苦しみや痛みに囲まれている仕事です。励ますというよりも、苦しみに寄り添って話を聞いたりお祈り(頼まれれば、ですが)をしたり、場合によっては歌を歌ったりもします。

時には患者さんの信仰について話し合うことによって、その人の内に持っている、自分を支えるものを一緒にたぐり寄せる・・・というか、引き出すお手伝いをすることもあります。信仰といっても、宗教団体などに属さず信じるものもいろいろあります。

この仕事の訓練を受け始めてから、自分が変わってきたと思います。死や苦しみと共にある、ということは、今の自分にとっても大切なことです。(Yuri Yamamoto)】

曾祖母の著書『実用造花自在』を図書館で閲覧した時の写真と、家族集合写真が同封されていました。子供たちの配偶者にも、印度・アジア系の名前が見受けられ、まさに国際家族。本家の嫁さんは、彼女から掛かってきた国際電話で1時間半喋ったそうです。