天気予報が、猛暑日は今週一杯続くと言っています。こまめに水分を摂り、我慢せず適切に冷房を使え、とアナウンスされますが、年寄りは冷房のスイッチを入れるのに何となく抵抗感があります。一つには冷房が贅沢だった時代の名残り、もう一つにはかつての家庭用冷房は冷えすぎて、身体に悪影響があったからでしょう。
私も昼間は我慢して冷房を入れません(仕事ははかどりませんが)。昼間は外へ出る用事もあるので、温度差の激しい場所との移動を繰り返すと体調を崩すからです。我が家は風通し抜群なので、自然の風を享受します。あまり暑い時は汗に含まれた塩分が毛穴を塞ぐので、手足や襟元など露出した部分を濡れタオルで拭くと、少し楽になります。
勿論、水分はこまめに摂ります。麦茶のほかに、塩漬の桜花と僅かな砂糖を入れた自家製熱中症予防水、それに辻英子さんから頂いた菩提樹茶を冷やしたものなどを用意してあります(結局、就寝前に飲む、ただの氷水が一番美味しかったりしますが)。
日が落ち始めたら、ベランダに水を撒きます(コンクリートの溜め込んだ熱を少しでも減らしたい)。用足しから帰って冷房を入れ、ぬるま湯に入ります。東京の夏がつらいのは夜も涼しくならないからなので、冷房は起床1時間前に切れるよう設定します。28度設定が勧奨されていますが、あれはじーっと汗をかき続けて一番疲れる温度。却って無駄です。もう少し低く設定し、直接冷風に当たるのでなく少し広めの空間を冷やすのが、体調を崩さないコツ。高齢者は冷房には罪悪感を持ちやすいけれど、厳寒期の暖房に比べて懸け離れたエネルギー量を消費するわけではないでしょう。
朝風呂に入ってストレッチをするのが夏の日課。一晩涼しさに慣れた身体を、猛暑日仕様にするわけです。しかし7日連続となると、果たしてこれでしのげるかどうか。