梅の実で耐暑

もう梅雨明け?夏至が過ぎたばかりだというのに、猛暑日がやってきました。「梅雨明け十日」といって、梅雨が明けてからの10日間が最も暑く感じるのだそうです。実際、東京は旧盆を過ぎると日が短くなり、夜は涼風を感じるようになって、江戸は東北の入り口なんだなと実感します。昨日くらいまでは未だ街が温まっていなかったので、どうやら冷房なしに過ごせましたが、今からこれでは今夏はどうなることか。

我が家で漬けた梅シロップは、身体を使う仕事の女性たち3人にエール代わりに分け、私も朝、オンザロックで飲んでいます。砂糖少なめで作っているので、黴がつかないよう酢を差した瓶もあるのですが、夕食には小さなグラスにその甘酢を入れ、小柱の干物(干し蝦やちりめんじゃこでも可)を浸しておき、冷酒のつまみにします。美味でございます!甘酢にはほのかに、梅の香りが移っています。

試作した梅の味噌漬にも果汁が上がってきて、冷奴やもろきゅうのたれに使って重宝しています。日が経つにつれ、味噌に梅の風味がやわらかく滲んできました。蒲鉾にも最適です(昨日は安いぐにゃぐにゃの蒲鉾だったけど、今度はもっと締まった上質の蒲鉾にしよう)。綺麗な茄子を頂いていたので、皮ごと縦2つ割りにし、切れ込みをいれて胡麻油を浸ませ、電子レンジにかけて柔らかくした後、梅味噌を塗って再度レンジにかけました。2分+40秒、くらいでしょうか。これもまた美味でございます!梅味噌は飽きてきたら、一味唐辛子を振ったり、マヨネーズと混ぜたりしてもいけそうです。

目分量で作ったのですが、350g入りのジャムの空瓶に、味噌を敷き、砂糖少々を振り、青梅(計6~7個)を並べ、味醂を回し掛け、味噌を被せ、梅・・・を繰り返して詰めました。味醂が多すぎると果汁が上がってきた時に瓶から溢れるので、要注意。