薔薇の名前

川越の友人から、続々写メールが来ました。

【夜の間の雨があがった隙に写真を撮り、気になって植木鉢の数を数えてみました。バラは31鉢、山野草などの鉢が65ありました。いつの間にか増えています。山野草は基本的に肥料をやる必要がないし、虫の心配もなく、放りっぱなしでいいので、頭の中で数に入っていませんでした。女房に知れたら怒られそう(>_<)】

計96鉢に露地植えもあるとなると、女主人は笑って見てはいられない。鉢は自然増殖はしません。いっそ今のうちにこっそり4鉢買ったら?と、悪魔の囁きを吹き込むか。

リナルド

私も薔薇の季節を黙過することはできないと、大塚駅前のバラロードと、御茶ノ水駅そばの水道公苑へ、見物に行きました。様々な品種の薔薇が咲いています。老若男女がスマホやカメラで撮影中。SNSに載せるのか、花を背景ににやりと笑うポーズを繰り返す女性はさすがに不気味、足早に通り過ぎることにしました。

藤色の花は香りがいいので、側へ寄って嗅ぎたいのですが、路上駐車が多くて叶わない。猫印の車内でスマホに熱中している兄ちゃんに注意したら、仕事だから、と言う。路上駐車が仕事ではないだろう!立てた脚立に座り込む爺さんもいれば、棚の下ではサラリーマン姿の男性が、2時間以上ベンチを独占して黙々とスマホをいじっています。これらすべてを包み込むのが、薔薇の功徳―そう考えるべきなのでしょうね。

アンバークイーン

それぞれに由緒ありげな名前がついています。女優の名、音楽形式の名前、祝賀や光彩に因んだ名・・・ふと、新しいカクテルの命名に似ているな、と思いました。

クイーン・オブ・スウェーデン

友人は書斎の窓の下に鉢を並べ、窓から流れ入る香りを満喫しているらしい。私も2日間たっぷり薔薇の風を浴び、この季節を堪能しました。