詐欺電

午過ぎ、電話が鳴りました。いつもは詐欺電予防に留守電にしているのですが、偶々電話待ちしていたところだったので、受話器を取ってしまいました。女性の自動音声でいきなり、「NTTコールセンターです。あなたの携帯電話番号は、本日を以て使えなくなります」と始まりました。ぎょっとしましたが、そんなはずはない。切りました。

私のガラケーはすでにサービス期間が終了、もともと川崎と宇都宮と世田谷を往き来しながら親の終末を看取った22年前に使い始めたので、取説を十分読んでいません。しかしNTTともあろうものが、いきなり使用停止にするはずはない(あったら怒鳴り込まなきゃ)。でも今どき何故スマホと言わずに携帯電話と言ったんだろう、ドコモから情報が漏れているのか、と念のためガラケーの電源を入れてみました。何も異変はないようです。

ウェブで「NTTコールセンター 電話 詐欺」と検索をかけてみました。「NTTファイナンス」や「光回線」に関するものが多いようですが、類似の詐欺電の情報が全国から寄せられていました。やっぱり!あのまま聞いていたら、未納料金がある、詳しくは●番を押せ、と案内されるらしい。

宮崎県警が公開している音声があったので、聞いてみました。うーむ、これは引っ掛かるかも。若い男の声で、いかにも今どきの若手社員風。こちらの質問におっかぶせるように話すのですが、最近、銀行と050電話で通話したらこんな風でした(間合いがうまく取れない)。説明も、一部おかしなところがあるのをぐいぐい、尤もらしい用語を織り交ぜて進めていく。先日、マンションが光回線に換えた際の問い合わせに対する応対が、これにそっくりだった(最近の若い人たちが経営する事業では、年寄りからすると、そんな応対あるかよ、と言いたくなる例がざらです)。くわばらくわばら。