医院の薔薇

年末の健診でコレステロール値が高い(LDL173、区の基準値は70~139)、とかかりつけ医からしきりに服薬を勧められました。なるべく常用薬を作りたくない。もともと年齢や体格によって望ましい数値は異なるはずなのに、一律の数値になるよう化学的操作を加えることに抵抗感があります。調べたところ、日本人間ドック協会が出した65~80歳の新基準値はLDL84~190(総CLは175~280)となっている。

かかりつけ医の説明では、コレステロールは細胞を作るのに必要だが、高齢者は細胞を更新する必要以上に作られたコレステロールが血液中に排出され、血管を硬化させる原因になる、薬はコレステロールを作る酵素の働きを抑えるもの、3~4日で効果が出る、という。しぶしぶ処方箋を貰いましたが、どうも納得できない。錠剤は小さくて2つに割れないので、1日おきに1錠服薬してみて、血液検査をしてから決めたい、と提案しました。1ヶ月後の結果は大成功!LDL77、総CL204、肝臓の数値もみごとに完璧でした。

かかりつけ医はやや不満そうでしたが、次の健診までこのペースでいきたい、と主張して処方箋を書いて貰いました。これでも薬は効きすぎのような気もしますが、近隣で往診する医師はこの人しかおらず、未来のためにはやむを得ません。

この日は走り梅雨で肌寒く、コーラルピンクのカーディガンを着ていたら、支払いの時、受付にいた医師の妻から、この花と同じ色ですね、と声をかけられました。もう萎れていましたが藤色と珊瑚色の薔薇がコップに挿してあり、患者さんから頂いた花だけど、部屋一杯に香りが満ちるほどだったので惜しくて未だ飾っている、とのこと。

パパメイアン、ノスタルジーボレロの切り花

帰宅したら川越の薔薇マニアから写メールが来ていました。香りのいい薔薇を剪って活けてみたとのこと。そろそろ薔薇見物に出歩くか、とカレンダーと天気予報を調べました。