氷島の軽石

米国在住の安宅正子さんから、写メールが来ました。

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アイスランド軽石と海辺の石

【子供の頃、軽石といえば、ガサガサした足の裏を石鹸をつけてこするために使った、白くて楕円形に削られた商品としか思っていませんでした。火山噴火の際にできると知ったのはアイスランドででした。写真右上が軽石です。

アイスランド土産というと、伝統的なパターン模様のセーター、羊の生肉(アメリカには持ち込めます)、燻製の羊肉、燻製のマス、タラを干したもの(日本ではお酒のつまみですね)などですが、どれも高価で、いま一つその理由が見えないものが多いです。といって他に何もなく、実際に経験した大自然が一番のお土産で、他の人と分かちにくい。今のところ一番気に入っているお土産は、石です。遠くから見ると砂だと思っていたものが小さな石の集まりだったり、海岸には様々な柄や色の入った丸い石、火山活動のためか層になっている薄い石、火山で焼けたと思われる赤や黒の色が入った石、それから今回噴火中の山をハイキングした時に持って帰ってきた真っ黒な軽石です。 娘はちゃっかり、誕生日プレゼントのお返し用にアイスランドの石を拾って帰りました。】

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火山弾

うーん、これはボーイフレンドへの贈り物になるかな。武器になりそう。

【日本でメラミン系の軽石を足をこするために購入しましたが、本物の軽石には及びません。次の日本での買い物リストに軽石を載せました。アイスランドで拾ってきた軽石を使ってみていますが、硬すぎるようです。(安宅正子)】

海辺で拾った物には夢があります。鳥取暮らしの頃、台風の翌日に砂丘へ行き、大波を眺めました。砂のくぼみにこまごまと貝殻が溜まっていて、米粒ほどの、しかしちゃんと形のある貝をいろいろ掌一杯拾い、硝子瓶に詰めてお土産にしたら、とても喜ばれました。