アイスランド便り・娘の留学篇

あんまり暑いので、安宅正子さんからのアイスランド風景をもう少し紹介します。

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氷河が氷も含めて流れ出しているヴァトナヨークトル

シンクヴェトリル国立公園ゲイシール間欠泉 、グトルフォス滝にも久しぶりに行きました。グトルフォスも氷河の水の川です。川の水が濁っているのですぐに氷河から来ていると分かります。観光客の増加で、自然を守るためにあちこちに歩きやすい道と柵がついています。前に来た時は岩や砂利の上を歩いて、滝も間欠泉ももっと近くで見ることができました。アイスランド人はコケをひっくり返せばもとに戻す、できるだけ羊道を歩くということが常識になっているようですが、外国人が多く来ればその常識は伝わらないから、仕方ないでしょうね。どこに行ってもゴミを散らかす人はいません。】

温泉と氷河が同居しているなんて、日本からは想像もつきません。一緒に送られてきた動画には、絶えず吹いている風の音が入っていて、厳しい自然が想像できました。

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グトルフォス滝

【今回の旅行は、アメリカの高校を卒業した娘がバーモント大学に行く前に、夫の卒業した高校(アイスランドでは高校は19歳まで、大学は専門のみ3年間)で1年留学するので、その娘を連れて銀行や保険などの手続きをすることも目的です。家族4人ともワクチン接種は終わっていますが、行きも帰りも出発の72時間以内にコロナの検査を受けなければいけません。私たちが住むマサチューセッツでも、デルタ株のコロナの患者が増えて来ています。アイスランドの方がまだ人がいない分だけ安全でしょうが、こちらの高校もオンライン授業になる可能性もあるようです。(安宅正子)】

大学前の1年間を父祖の地で過ごすために留学するなんて、いかにも国際家族らしい。1年や2年、新しい体験のための寄り道に使っても構わない、という親子の考え方がすばらしいと思いました。