コロナな日々 10th stage

バスに乗って、買い物に出かけました。もうクリスマスの飾り付けがされています。スーパーの食料品の棚が変化していました。ちょっと手を加える食材と、出来上がった惣菜とが圧倒的に多くなり、私が目当てにしてきた、地方ブランドの食材や保存食がない。家族用に自宅で作る食材と持ち帰り惣菜が主になったのです。

重い荷物を抱えてバス停に座っていると、100kg以上はあろうかという中年の巨漢(マスクなし)が私のすぐ後ろ、振り返れば顔がくっつくほどの位置に立ち、椅子を睨みます。マスク越しに「近すぎる」と言ったのですが、無視されました。バスに乗り込み、私が優先席に座ると巨漢も隣に押し込んできて、巨体の2割は私の上に乗っかっている。公共乗り物の外出は恐いな、と思いました。

先日、祝電を打つ必要があって、115へ電話したのですが、自動音声の案内が「なお誠に申訳ございませんが、オペレーターはマスク着用で対応させて頂きます」と言うのです。???―どういう意味だろう、と考えましたが、解りません。

首相も厚労相も、食事時にもマスクを、と笑顔で呼びかけています。片手でマスクのゴム紐を引っ張りながら、口にものを入れるのでしょうか。食事中は会話を控えて、と言った方がよっぽど合理的だと思います。そもそもマスクは、今のところそれしか対策がない、というだけで、万能ではない。尤も、道を歩きながらマスクなしでケータイへ大声で話しかけている人の後ろを歩かなければならない時は、やっぱり恐いですね。

こんな状況下で、海外から何万もの人を受け入れ(発症者は必ず出る)、国内の医療体制が逼迫し(内地人は後回しになり)、国費で治療する、そんなイベントを待望しますか? トップアスリートたちに訊きたい、それでもあなたは幸せになりますか?