コロナの街・part8

歯医者へ行きました。久しぶりに腕時計を手首に巻き、靴を履きました。遠くはないのですが、我が家からは直線で行かれず、徒歩20分の道のりです。GWの頃の予約をキャンセルしてその後、近くの保育園でクラスターが発生したりして足が向かなかったのですが、さすがに歯痛の予感がしてきたので、ちょっと覚悟をして出かけました。

本屋に寄って、取り寄せを注文。時間がなくて立ち読みはしませんでしたが、本屋からは手ぶらで出て来られない家風、高橋典幸さんの本と伊藤聡さんの本を買って出ました。もう来年のカレンダーと手帳が置いてあります。支払いはセルフレジになっていました。店は空いていて、店員もいるのに、金銭の受け渡しを避けるためらしい。

歯医者では患者は若い人だけでした。コロナの期間中、来る人は来るが全体としては激減したそうで、スタッフは週3日出勤になったそうです。受付で手首をかざして体温を測り、手を消毒、処置台は1台おき使用でした。透明カーテンとか顔面シールドとかはしていないようです。いつもは、こちらの口を開けさせたままネガティブなコメントを矢継ぎ早に連発する歯科衛生士も、今日はポジティブ6割くらいのコメントで、唾液の分泌に勢いがあるから虫歯が進まなかった、歯茎がいいから隙間を埋めて綺麗に見える、と褒められました(褒められたんだよね?)。

支払いが済んでから、初めに申し出れば、無料でCOVID2019の抗体検査をしてくれることが分かり、ちょっと残念でした。街はもう暗くなっています。すっかり脚力が落ち、歩く速度を初めとして動作がすべて遅くなっていることが分かって、これはいけない、未だ鍛えれば維持できる体力なんだから(そう信じて)、低下するのに任せてはならぬ、とつよく決心しながら帰りました。