暦を買う

カレンダーを買いに春日町の本屋まで出かけました。電話の横と机の脇に掛ける大小2冊を探したのですが、相変わらず犬猫の写真ばかり。以前は花、海、雲などの飽きの来ない絵柄があったのに・・・我が家必須の富士山(墓が富士山麓にあるから)は、世界遺産になったおかげで大きなものが、たった1冊ですがありました。机脇の小さな方は名所12景(タイトルが「パワースポット」となっているのが気に食わないが)にしました。

新刊書の棚をざっと見て歩きました。ネット上で見かけるどぎつい語句が、本の背表紙や帯にも溢れています。これが時代かー長居する気になれません。しかし本屋に入ったら手ぶらで出られないのが我が家の家風。新書1冊を買って、ドームの傍のスーパーへ行きました。礫川公園が鮮やかに紅葉しています。

ちょうど夕方の惣菜を配架する時刻なのか、店員と客とでごった返しています。野菜も果物も値上がりしている。特に輸入チーズの棚は、思わず手を引っ込めるような数字が並んでいました。日の暮れも早いし、あまり重い荷は持てなくなったし、それに美味しい物を買うとつい、酒が進む。自粛して足早にカートを押したのですが、それでも紙袋は一杯になりました。

このスーパーへ来る目的の1つは、丈夫で大きな紙袋(有料)です。年寄りが大きな紙袋を提げて歩いている理由を若い頃は理解できず、ホームレスみたいだと疎んじたこともありましたが、じつは軽くて丈夫で、出し入れしやすく、それでいて四角い形を保ち続ける紙袋は、持ちやすくもあって、動作が何かと不自由になる老人には有難いグッズなのです。我が身の上になってやっと解りました。これを目当てに定期的にやってくる客だとは、店では想像もしていないでしょうね。