鍋買いに

フライパンが壊れました。もう20年近く使っていたのですが、昨日、豚肉と菜の花と榎茸の炒め物を作って皿に移した後、突然じりじりと音を立てて柄が割れ、抜けたのです。いかにも、もう役目は終わった、と言わんばかりでした。テフロン加工が剥げ(テフロン加工製品は、熱いうちに水を掛けてはいけないことを知らなかった)、少々大きすぎる(フライパンを買う際のコツは、小さめでなく大きめを選べ、と何かで読んだので、3~4人用を使っていた)気がして、そろそろ買い換えようかと考えていたのを、器物の方も悟ったのでしょうか。

この界隈には鍋釜を売っている店がない。地下鉄に乗って1駅先まで出かけました。無印良品には鉄製のフライパンしかなく、重すぎる。冷蔵庫には炒めないとどうにもならない食材(ニンニクの茎とか)が詰まっています。やむなく3軒目の店で、ソースパンを買いました。ついでにユニクロで普段着を買ったら、支払いは自販機方式(店員は釣り銭しか扱わない)になっていました。最後にスーパーに寄り、福岡の叔母の命日が近いので、お供物の蜜豆(好物だった)を発注しました。新年からレジ袋有料になっていました。

無印良品では木綿の布巾を買いました。安いのですが、12枚1セット(¥490)になっています。布巾を12枚使い潰すには何年かかるだろう、と考えてしまいましたが、使い捨て同然ということでしょうか。エコと言えるのかしら。

家族連れでごった返す街を抜けて、珈琲とモンブランで一服しました。いつものコースなのですが、今日は読む物を何も持っていないので、そそくさと飲み食いして席を立ちました。喫茶店の幸せには、お喋り相手の連れか、買いたての本が必要なんだなあとつくづく思いました。