給湯器

20年目の給湯器を交換しました。マンション指定業者に電話で申し込んだところ、受付の女性が、下見に行く前に機体の写真を撮って送れと言う。今どきやたらに住居の写真を渡すのもメールを送るのも不安だし、こちらは素人なのでどの部分を写せばいいのか分からない。スマホもデジカメも持ってない、と断りました(ないのは事実)。最近は気軽に写真を要求されますが、無神経すぎます。何のために下見に来るのか。

費用は年金2ヶ月分、定期預金を崩さないと払えないので銀行へ行き、現金を持ち帰ろうとしたら、カウンターが四の五の言って渡してくれません。すぐ隣の銀行の口座に入れると言ったら、その通帳を出せと言って上司に見せに行きました。不安MAX!自分の預金なのに、他行の通帳まで見せなければならないのか。そんなに心配なら、入り口に立っているガードマンを100mだけ貸してくれた方がはやい。

帰宅したら、警視庁から自動音声の電話が掛かり、ぞっとしました。銀行が通報したのでしょう。特殊詐欺要注意の高齢者として警察のリストに登録されてしまったようです。そのリストが流出したら、却って危険にさらされることになる。何という無神経さ。

新しい給湯器は、賑やかによく喋り、音楽もいろいろ奏でます。例えば風呂給湯のスイッチを入れると、「お風呂の栓はしましたか」と念を押す。湯を抜いた後、再び水が出るので吃驚したのですが、どうやら排水管を洗うらしい。エノキさんによれば、「パイプを洗います」と喋る機種もあるのだそう。

さて請求書が来たので銀行へ行き、ATMで振り込もうとしたら、¥10万以上はできないことになっている。やむを得ずカウンターで振込票を書いていたら、案内係が通帳からならATMで出来ると言う。大勢の客のいる前で、大声でこちらの用務内容を喋るので危なくて仕方がない。周囲の独善的無神経さに、高齢者はほとほと手を焼きます。