詐欺未遂

今日は南西の上空でヘリがうるさい。そうか、衆議院解散したんだ、と思ったところへ電話が鳴りました。普段なら留守電対応なのですが、今日あたり注文した本屋から電話が来る頃なので、うっかり受話器を取りました。時刻は13:45、魔のタイムです。

もしもしイ、と軽く語尾が上がる、男の声です。○○様のお宅でよろしかったでしょうかア~、文京区の××課の清水ですが、と言う。文京区に××課という課はありません。キタ!と思いながらはい、はいと言っていると、確認ですけど~、今年6月頃に、と言いかけて切れました。早速区役所の大代表へ電話を掛けて、××課という課はあるかと訊いたら、ないと言う。事情を説明すると、よくあります、と担当部署に繋がれました。

出てきた担当部署の名乗りがよく聞き取れません。何度も聞き返すと消費△△センターの某川、と言って、こちらの個人情報をあれこれ尋ねます。住所、氏名、年齢、電話の操作方法・・・被害には遭っていないのだから、そんな情報を告げる必要はない。電話したのは、広く注意喚起した方がいいよと言うためで、文京区に××課はないのにそう名乗ったら詐欺だと分かる、と広報したらどうか。すると、対策はこちらで決めます、貴重なご意見云々と四の五の言うので、詐欺よりもこの方が面倒だなと思いながら切りました。

語尾が上がる、営業独特の話しぶりがあります。我が家にいきなりそういう口調で電話してきたら、間違いなく詐欺。そして午前10:00~11:30,午後の13:30~14:30、夕方の18:00台は詐欺タイム。家にいる女性が電話に出やすい時間帯なのだそう。ありそうな名を言われれば引っかかりやすいでしょう。

それにしても普段は留守電で予防しているのに、受話器を取る理由がある時に限って詐欺電が来るというのは、一種のジンクスでしょうか。