ゆうちょ銀行

今年の1月からゆうちょ銀行では、現金で送金をしようとすると、新たに¥110の手数料を取るようになりました。赤い用紙(手数料先方負担)の払い込みでも、こちらが¥110取られるのです。学会費や書籍代の支払いなど、今まで利用する機会が多かった送金方法だったので、ああそうですかというわけにはいかない。窓口で訊いても説明がややこしく、リーフレットを本局まで貰いに行ったのですが、あまりに複雑な表がカラフルに印刷されているだけで、よく判りません。

再度窓口で訊くと、この¥110を無料にするにはどうやら、カード払い以外は預金通帳から支払う方法しかないようです。私は自分自身の振替口座(当座預金口座)を持っているのですが、それでは駄目だと言う。以前は振替口座同士で送金したり、口座を持たない相手にも為替と同じように使うこともできたのですが、今や受取口座としてしか使えないらしい(決済の用は果たせない当座預金)。

つまりは、普通預金をさせるための籠脱けみたいなもんではないか、と疑念が募りましたが、年間通して払う手数料は馬鹿にならない。先方が手数料負担の用紙を送ってくれても好意が無駄になるし、と思って、予め普通預金に入金しておくことにしました。改めて説明を求め、窓口で判明したのはこういうことでした―普通預金口座に窓口で、硬貨50枚以上ではない現金を入れ、通帳とキャッシュカードか印鑑持参で窓口で払い出し、振替用紙と共に差し出せば、振替手数料だけ(赤い用紙なら無料)で送金できる。

銀行のくせにどうして現金を扱うのを嫌がるの?と捨て台詞を吐きたくなりましたが、不思議な銀行ですね。以上の払い込み操作をATMでやると手数料がかかるのだそうで、「手数料」という呼び名が相応しいのかどうかも疑問です。