攻防戦

風花が舞いそうな冷たい1日。健診結果を聞きに、かかりつけ医の許に出かけました。ここでまた強引に服薬を勧められたら、今さら医者を換えるわけにはいかないし、がつんとやるしかないか、でも、彼ももう医師としてのやり方を変えることはできないだろうし、と思い詰めた気持ちでした。受付にいるのは、コロナ勃発と共にさっさと廃業した、元のかかりつけ医のところで受付をしていた女性です。再就職したのでしょうか、すっかり胡麻塩頭になっていました。

30分近く待たされて診察室へ入りました。思いがけず医師は上機嫌に、数値はいいですよ、肝機能も腎臓も糖分も問題ありません、コレステロールも、便潜血も、と言う。心電図は、と訊くと、それも問題ないと言う。一瞬半信半疑でしたが、長居は無用。ここへ来るのがずっとストレスで、もういいトシなので何かあればここへ駆け込まなきゃいけないのに敷居が高かったけど、これで安心しました、と言って辞去しました。バス停へ歩きながら、こんなに気分が軽くなったということは、自分も数値に縛られていたわけだ、と苦笑しました。

大塚駅前の花屋へ行き、ビオラの苗を買う所存だったのですが、出ていない。やむなく、ヒヤシンスとクロッカスの苗を買って帰りました。

帰宅して改めて検査結果を見たら、じつは数値は1年前と殆ど変わっていないのです。去年も殆ど全ての項目が標準値以内だったのに、高脂血症と書かれ、抗コレステロール剤を頼みもしないのに処方されたのでした(私は5日に1錠服用することにしたのですが、それでは効き目はないと言うので、では半年後の血液検査までやめてみます、と宣言しました)。今年は高血圧症に○がついています(81-152)。ま、いっか。