信濃便り・サンタ飛来篇

長野の友人から、定期検診の病院の中庭で撮った、と写メールが来ました。

サンタが来る

今年は雪がないのでイマイチだが、と書き添えてありました。

毎年恒例の野沢菜漬も完了、もう1週間くらいしないと家の味が出ない、と漬物主任の妹さんが言っているとのこと。今年はご近所から自家栽培の菜を頂いて漬けたそうで、最近は家族の食べる量が減って、それでも一冬に10kgを2回漬けていたそうですが、ご近所からは足りなければいくらでも届けるから、と言われたとか。長野では大根や胡瓜は買う物ではなく、近隣で物々交換するもの、とエノキさんも言っていました。

長野には我々の知らない(しかし見た目にはどれも同じような)菜っ葉がいろいろあって、三河出身で長野に16年暮らしたエノキさんは、この菜っ葉とこの菜っ葉と、どう違うの?と訊きたくなりますよね、と言っていました。塩尻のカエさんに、葉菜、根菜がいろいろあるようだけど、どうやって食べるの?と訊いたら、基本的に漬ける、との答え。何でも漬け込めば美味しく食べられる、という日本人の知恵でしょうか。

エノキさんは、丸ノ内で旧友と共に呑み会をやりました、とスマホの写真を見せてくれました。イルミネーションや新作和風料理や、楽しそうな同年代の男女が写っていました。山梨の半導体会社に勤めている同級生が晴海の展示会に出店したので、在京の仲良しで一晩呑もう、ということになったのだそうです。今や山梨は熊本と並んで、国産半導体ビジネスで大忙しらしい。

コロナ後戻ってきた歳末に賑わう街。丸ノ内の呑み屋は入りにくい、とエノキさんがこぼすので、今どきの丸ノ内勤め若年世代の呑み会作法を伝授しましたー退社時間前に予約、2時間以内でさっと引き揚げる、長時間喋りたかったら地価の低い街へ。