コロナの街・part 47

区から指定された、7回目のコロナワクチン接種日。11時15分、区役所の25階会場です。コインバスの運行が間引きされたので、ちょうどいい時間の便がなく、25分前に着いてしまいました。高齢者枠ですが、見ると女性ばかり、男性は20分の1くらいでしょうか、もっと少ないかも知れません。人口比もこうなのかなあ、と思いながら案内に従うと、もはや間を開けずにびっしり並んで座るように設営されています。

さすがにスタッフも運営に慣れ、今回は女性が多く(以前は若い男性ばかりだった)、どうやら介護職の人らしくて、杖を衝いている老齢の私には、上手に間を取ってくれます(日常こういう待遇だったら、忽ちよぼよぼになってしまいそう)。接種は予定時間の5分後に済みました。無料接種は多分、これが最後でしょうね。

1階へ降りると、ロビーで湯島聖堂の歴史を展示していたので観ることにしました。18日に「全国藩校サミット文京大会」なる催事があり、それに因んだ展示のようです。「ぶんきょうの学び舎展ー昌平坂学問所が未来に紡ぐものー」 と題し、展示品は多くないのですが、全国の藩校一覧や昌平黌の略史などの図がよくできていて、こういう時スマホで撮影しておくと便利なんだけどなあ、と思いました。寛文の国史館、寛政の松平定信の活動が、徳川時代の学問の前期後期それぞれにヤマを作ったと思われ、ちょうど今関わっている長門本平家物語書写事情と思い合わせながら、興味深く観ました。

後楽園脇のスーパーへ寄ろうとしたら、再開発で周辺の店舗がすっかり新しくなり、若い人向けの喫茶軽食店が並んでいます。もうクリスマス仕様です。パン屋を見つけ、試しにバケットを買ってみました。猛暑の間外出しなかったためにすっかり足腰が弱ったことを自覚し、歯を食いしばって徒歩で帰りました。