豊後便り・初詣篇

大分で明るく楽しく正月を迎えたらしい友人から、写メールが来ました。

西寒田神社

【大分で初詣といえば、宇佐神宮が筆頭、次に歴史のあるのが柞原(ゆすはら)八幡宮です。豊後一の宮と言われ、境内には樹齢3,000年という大楠が聳え、厳かな雰囲気を湛えていますが、どちらも以前にお参りしたので、今年は大分市寒田(そうだ)にある、西寒田(ささむた)神社という神社に行きました。ここも豊後一の宮を名乗り、どちらが本当の一の宮か、本家争い(?)があるようです。

参拝客はちらほらありましたが、多くは去年の古札を納めに来た様子。大晦日に古札を焼く儀式があるらしい。元は本宮山の頂上に社殿があったといい、今は奥宮があるそうで、境内の一角、本宮山の全景が見える位置に遥拝所が設けられていました。

境内の入り口付近に藤の巨木があり、季節には相当な見物人もあるらしいです。今度は藤の花の咲く季節に来たいと思いました】。

一宮二宮という位置づけは、確かな根拠に基づいた制度ではなく、11~12世紀頃に始まった、民間の慣習に基づくものらしい。一宮争いは珍しくないのだそうです。

私は未だ初詣をしていません。一昨年は元旦に酔い醒ましのアイスクリームを買いにコンビニへ行くついでに、桜木天神にお参りしましたが、今年はもうそれほど呑めない。

祝膳は蕗の薹味噌、鰹牛蒡、草石蚕。鯛スモーク、鶉卵の八角醤油煮染め。黒豆、菊膾。信濃土産の栗ペーストがきんとんの代わりです。慈姑をチンして桜塩を振ったら、美味しかった!お奨めです。仏壇とサシで呑むので、肴になる野菜をいろいろ用意しました。クレソン、ラディシュ、芽キャベツ、アスパラガス、芹、菜の花、どれも塩かマヨネーズだけで春の香りを味わえます。酒は越後の鶴齢と因幡の弁天娘。箱根駅伝を応援中。