震度4

昨夜、1日分の仕事は終わって、風呂に湯を張りながら本を読んでいたら、地震が来ました。これは大きいかな、と思ったら周囲の本棚がぎっしぎっしと鳴り始め、慌てて立ち上がりました。かなり永く揺れていたように感じましたが、何をすればいいか分かりません。ガス湯沸かし器を止めた方がいいかな、この部屋で倒れてくる家具がないのは電話の前の一角だけだな、と考えている内に収まり始めました。

東北大震災の時は職場にいたので、陶磁器と書籍の倉庫のような我が家が、強度の地震に見舞われた瞬間どうなるかを、見ていません。寝台の周囲だけは家具のない空間を確保してありますが、それ以外の壁は殆ど埋まっています。トイレと風呂場だけが安全か、と苦笑しました。幸いガスも止まらず、何も落ちませんでしたが、書類ケースの引き出しが勝手に開いていました。

TVをつけると新幹線は止まったが、それ以外の交通機関は動き(日暮里ライナーの脱線は今朝、友人からのお見舞いメールで知りました)、停電もないもよう。新総理が紅潮して官邸に入ってきます。各地からのレポートが入りますが、地震速報の背景に揺れている画面を出すのはやめて欲しい。もともと乗り物酔いしやすい体質でしたが、東北大震災以来、揺れる画面を視るだけでめまいが起きるのです(フラッシュバックなのか、三半規管の問題なのでしょうか)。文京区の震度は4だそうで、ちょっと拍子抜けしました。

吃驚したのか、湯沸かし器の自動音声も「お風呂が沸きました」というアナウンスをしません。入浴したものかどうしようかと迷いましたが、睡魔には勝てず、鴉の行水をし、パジャマでなくTシャツを着て、眼鏡とポーチを枕元に置いて寝ました。今朝になって、マスクも必携、と気がつきました。夜中に揺れたかどうかは分かりません。